医療通訳ブック『HELP YOU』に新たな3言語版が登場
一般社団法人つつつつつは、医療通訳ブック『HELP YOU』の新しい言語版として、ベトナム語版、タガログ語版、ブラジルポルトガル語版を2026年秋に同時発売することを発表しました。これにより、外国人患者が医療機関で自らの症状や感覚を伝える際の手助けが一層強化されることが期待されています。
『HELP YOU』の目的
昨今、日本を訪れる外国人や日本に住む外国人の数は増加傾向にありますが、医療機関での言葉の壁は依然として問題です。『HELP YOU』は、英語版、中国語版、やさしい日本語版と併せて、指さし会話帳を通じて医療従事者と非日本語ネイティブ患者とのコミュニケーションを円滑にするためのツールです。このツールには130点以上のイラストやピクトグラムが使用されており、全国800以上の医療機関で導入されています。
具体的な内容と特徴
『HELP YOU』は単なる指さし会話帳ではなく、外国人患者の不安を軽減し、「この本があれば安心」と感じられるように設計されています。読者に必要な情報を分かりやすく提供し、日本の医療制度や診察の流れ、具体的な症状の表現方法まで幅広くカバーしています。また、色遣いやイラストは、実際に使う方々の背景や状況を考慮しており、「伝わる」ことに重きを置いた工夫が随所に施されています。
新たな言語版の背景
増加する在留外国人に応じて、医療機関での対応も多様化が求められていますが、現行の言語版だけでは十分に対応しきれていない現実があります。そこで、ベトナム語版、タガログ語版、ブラジルポルトガル語版の追加制作が決定したのです。
- - ベトナム語: 在留外国人の数で第2位に位置し、約66万人が日本に住んでいます。
- - タガログ語: 第4位の約14万人が在留し、永住者数で第2位です。
- - ブラジルポルトガル語: 第7位で、約11万人が居住しています。
医療現場での対応は依然として英語中心ですが、その他の言語は整備が遅れています。実際の調査では、院内案内などの多言語化が進んでいる病院で、ベトナム語に対応しているのはわずか1.7%、ポルトガル語は5.0%にとどまります。
つつつつつについて
一般社団法人つつつつつは、言語に頼らないコミュニケーションを通じて、多文化共生を目指して活動しています。医療だけでなく、教育や地域社会における課題にも向き合い、様々なプロジェクトを通じて社会貢献を行っています。加えて、医療機関の検索アプリや非言語コミュニケーションのワークショップなども展開し、外国人が医療を利用しやすい環境を整える努力を続けています。
お問い合わせ先
興味をお持ちの方は、以下のリンクから詳細情報へアクセスするか、メールでの問い合わせをお待ちしています。
このように、『HELP YOU』は言語の壁を越えて、多文化共生の一環として医療現場でのコミュニケーションを支援しています。今後の展開にぜひご注目ください。