2025年度サウナ愛好家実態調査:変化するサウナ利用者の姿と傾向
最近発表された、日本サウナ・温冷浴総合研究所の新たな調査によると、2025年度のサウナ愛好家の動向に興味深い変化が見られています。特に、愛好者の内訳において、ヘビーサウナーが増加傾向にある一方で、ライトサウナーやミドルサウナーは減少しています。この調査は、全国1万人の成人男女を対象に実施され、サウナに関する実態を明らかにしています。
サウナ愛好家人口の推移
サウナ愛好家全体の人口は、2024年度から2025年度にかけて安定した人数を維持しています。具体的には、年に1回以上サウナに行く人の数は約1500万人前後で推移しており、これはコロナ禍を経ても大きな変動は見られません。特に、2025年度にはヘビーサウナーの人口は昨年度の180万人から250万人に増加しました。
一方で、ミドルサウナー層は、月に1回程度、もしくはそれ以下でサウナを利用する層ですが、コロナ禍前は660万〜670万人いたものの、現在は約410万人にまで減少しています。このミドルサウナーの減少は、2022年度から続いており、今後もその傾向が続く見込みです。
地域別の利用状況
全国でヘビーサウナーが増加する中、地域別で見ると、特に関東圏では顕著にその傾向が現れています。関東圏においてヘビーサウナーの人口は約58%も増加し、推計人口は56.3万人に達しました。一方で、都市部でのミドルサウナーは前年に対して減少しており、特に関西圏ではライトサウナーも減少が目立っています。この地域差は、サウナ文化の浸透度や利便性に起因していると考えられます。
温冷浴の認知度
温冷浴の実践状況については、全体的な認知度は安定しており、実践している層は約30%で推移しています。これはサウナ利用者の約3分の1が温冷浴を実践していることを意味します。温冷浴の普及については2016年度以降、知っているが実践していない層が40%台で推移しており、普及の斜線が明確になっています。
サウナ施設のリピート要因
サウナ施設を利用する際のリピート要因について調査したところ、最も重要な要因は「住まい・職場からの距離」であり、38%の人々がこれを挙げました。次いで「利用料金」や「清潔さ」が続き、利用する際の重要要素として位置づけられています。この結果は、2016年の調査結果と大きな差は見られませんが、最近のサウナ事故によって安全性に対する意識の高まりが影響しているかもしれません。
まとめ
この調査結果は、今後のサウナ業界や温冷浴文化の発展において重要な示唆を与えてくれるでしょう。特に、ヘビーサウナーの増加とミドル・ライトサウナーの減少という傾向は今後のサウナ利用にどう影響していくのか、注目が集まります。サウナの魅力を再発見し、新たなファンを取り込む戦略が求められる今、サウナ文化のさらなる発展に期待が寄せられています。