大日本印刷が幕張で展開する未来のXR体験
2025年10月8日から10日までの間、幕張メッセで開催される「第5回 XR・メタバース総合展【秋】」に、大日本印刷株式会社(DNP)が出展します。このイベントでは、DNPのブース(ブース番号:32-77)で、錯視効果を取り入れた映像作品やリアルな3D空間、AIを活用したアニメーション制作といった次世代技術が体験できます。さらに、来月に開設される撮影スタジオの概要についても紹介される予定です。
DNPの出展内容
DNPの出展目的は、最新のXR(Extended Reality)技術と生成AIを駆使したイノベーションを紹介し、幅広い領域における応用を提案することにあります。さまざまな分野で進化し続けるこの技術は、エンターテインメントや教育、観光業界、企業のコミュニケーション促進において新たな価値を提供することが期待されています。
1. 錯視映像制作
DNPブースでは、目の錯覚を利用した映像制作技術が体験できます。1台のPCから平面や曲面など多様なディスプレイに映像を投影し、来場者自身が錯覚のポイントを探す参加型の体験が用意されています。イベントや展示会、商業施設などでの利用を視野に入れたインタラクティブなコンテンツとなることでしょう。
2. 3Dガウシアンスプラッティングによるメタバース制作
次に紹介されるのが、現実世界の細部を見事に再現可能な技術「3Dガウシアンスプラッティング」です。この技術を用いて、リアルに近い3Dデータを作成し、誰でも手軽にアクセスできるメタバース空間に配信することが可能になります。この手法は文化財のデジタルアーカイブや観光振興にも利用されることが期待されています。
3. 生成AIを活用した映像制作
DNPでは、クライアントが伝えたい内容を共有することで、高品質なアニメーション制作を実現できます。AIによって生成された画像はDNPの熟練したプロクリエイターによってレタッチされ、短期間での納品も可能です。このサービスは特にSNS広告やプロモーションビデオに最適です。
4. 撮影スタジオ(参考出展)
さらに、2025年11月には新しい撮影スタジオも開設予定です。モーションキャプチャー技術とバーチャル映像制作を統合したこの施設では、エンタメから企業プロジェクトまで広範なニーズに対応した映像制作が可能になります。DNPは、パートナー企業と連携し、新しい映像体験を提供する準備を進めています。
今後の展開
DNPは、XR技術や生成AIを駆使して様々な社会課題の解決に寄与することを目指します。観光分野のデジタル化や教育での安全で効果的な学習環境の提供、企業ブランディングの新しいアプローチ開発など多岐にわたります。2025年に市ヶ谷に誕生する撮影スタジオを拠点に、国内外のパートナーと協力し、リアルとバーチャルが融合した新たな価値を創出していく予定です。
このように、DNPは最新の技術を駆使して新しい体験を通じて地域や社会に貢献していく姿勢を見せています。見逃せないイベントとなることでしょう。