タイTPA役員が千葉の物流ショールームKocoLaboを視察
2026年3月3日、経済産業省の事業に参加しているタイ「TPA(泰日経済技術振興協会)」の役員22名が、千葉にある株式会社APTの物流ショールーム「KocoLabo(ココラボ)」を訪れました。この訪問は、APTのタイ進出に向けた製品やサービスのプレゼンテーションを兼ねており、双方の技術協力の可能性や共同イベントの企画について話し合いが行われました。
KocoLaboとは?
KocoLaboは、APTが日本国内で物流業界の人手不足や効率性向上といった課題に取り組むために設立した施設で、野村不動産の物流自動化ソリューション開発プログラム「Techrum」の拠点の一部を成しています。ここでは、APTが得意とする物流システムエンジニアリングや自動倉庫システムに基づいた、低価格かつ高機能なソリューションが展示されています。
視察団は、これらの技術がタイにおいても具現化されることへの期待感を示し、具体的な物流インフラの発展に向けたモデルケースとしての可能性を感じ取っていました。KocoLaboの床面積は約1,000㎡となっており、広々としたスペースで視察することができました。
TPA役員訪問の背景
本訪問は、経済産業省の支援プロジェクトの一環として実施されました。特に、海外プロジェクトへの進出を後押しするための「技術協力活用型・新興国市場開拓事業」に関連しています。このプログラムを受託している一般財団法人 海外産業人材育成協会(AOTS)が主導し、TPAも新施設を立ち上げたばかりで、持続可能な運営モデルの確立を目指しています。
APTによる物流施設の視察は、タイの進出計画を具体化するための重要な足掛かりとなりました。現地のニーズや課題に対する理解を深めるために、参加者たちは積極的に意見交換を行いました。
ディスカッションの内容
視察当日、TPAおよび泰日工業大学の役員たちは、APTが提供する自動化ソリューションのデモを見た後、現地のニーズや課題について率直な意見を交わしました。ディスカッションでは、技術協力体制の構築や、TPAのネットワークを活用した共同セミナーの企画などが議題に上がりました。
この訪問を通じて、APTはTPAおよびTNIとの関係を深め、タイ進出を加速するための強固な基盤を整備していく意向を示しています。また、視察の後、訪問団は東京へ移動し、名古屋のスタートアップ企業支援拠点「STATION Ai」などを視察する予定です。
株式会社APTについて
株式会社APTは、物流倉庫の自動化や効率化をサポートする企業であり、既存の設備を最大限活用した「自動倉庫の更新(リニューアル)」や、高度な技術力を要するWarehouse Management System(WMS)やWarehouse Control System(WCS)の構築に特化しています。持続可能な物流インフラの実現に向けて、様々な取り組みを行なっています。
APTが目指す未来は、技術の力で物流業界の革新を促進し、さらには国際的なビジネス連携の深化を図ることです。この度のTPAとの訪問を通じて、APTとしても新たな展望が開ければと思っています。