共同研究の成果発表
2025-12-03 14:44:14

三生医薬とポーラが共同研究を発表、抗酸化素材の新たな可能性を探る

三生医薬とポーラの共同研究



三生医薬株式会社(静岡県富士市)と株式会社ポーラ(東京都品川区)は、抗酸化メカニズムに関する共同研究を進めています。この研究成果は、2025年に横浜で開催される第48回日本分子生物学会年会にて発表される予定です。

研究の背景



近年、環境ストレスや紫外線による酸化ストレスが肌に悪影響を及ぼすことが認識されてきています。そのため、効果的な抗酸化成分の開発が求められています。三生医薬とポーラは、これに対応する形で、フラボノイドとアスコルビン酸の相乗効果に着目し、研究を進めてきました。

研究のポイント



1. フラボノイド群の原料選定
三生医薬の学術チームは、数千種類のフラボノイドから、抗酸化作用が特に強い柑橘由来のフラボノイド群に着目しました。具体的には「レモン」「ベルガモット」「じゃばら」「青みかん」の4種類が候補として選定され、この研究の原料として使用されます。

2. アスコルビン酸の持続性向上
原料開発課では、選定されたフラボノイドをアスコルビン酸と組み合わせた複合エキスの有効性を検証する前段階として、様々な予備試験を実施しました。これにより、フラボノイドを組み合わせることでアスコルビン酸の持続的な効果が向上することが確認されました。

3. 細胞レベルでの酸化ストレス試験
ポーラは、酸化ストレスを評価するため、細胞レベルでの試験を実施しました。その結果、植物エキスとアスコルビン酸を使った複合エキスが、細胞の活性酸素種(ROS)発生を抑制し、細胞の保護に寄与するデータが得られました。

研究成果の意義



この共同研究によって、「複合エキスがアスコルビン酸単独よりも細胞の抗酸化力を高める」という重要な成果が得られました。これは、健康食品や化粧品開発における新たな方向性を示すものであり、今後の製品化が期待されます。

専任チームによるサポート



三生医薬は、本プロジェクトにおいて、ポーラの開発テーマに合わせた専任チームを編成しました。このチームが原料選定から条件設定までをサポートすることで、ポーラの研究開発に対する支援が可能になりました。

三生医薬の常務取締役、又平芳春氏は、「今回の成果は、両社が製品開発の初期段階から連携したことで生まれたものです。今後もお客様と共に価値を創造するパートナーとして、健康食品市場に対応していきます」とコメントしています。

今後の展望



健康食品市場は日々進化しており、OEMメーカーにはさらなる期待が寄せられています。三生医薬は、ポーラとの共同研究を通じて得られた知見をもとに、より高い価値を提供することを目指しています。特に、即効性の高い抗酸化作用と持続的な細胞内の抗酸化を両立させる新たな素材の開発が進められています。

この共同研究の詳細は、2025年の日本分子生物学会での発表を通じて広く紹介される予定です。皆様もこの新たな抗酸化エキスの可能性に注目してみてください。


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