千葉県から世界へ、デフ陸上選手・長内智選手
最近、千葉県を舞台にした大きなニュースが飛び込んできました。デフ陸上競技に挑む長内智選手が、千葉県の「パラアスリート強化・支援事業」において強化指定選手に選ばれたとのことです。東京パワーテクノロジー株式会社に所属する彼の活躍は、今後のデフスポーツ界に大きな影響を与えると期待されています。
長内智選手のプロフィール
長内智選手は、400mおよび800mを専門とするデフ陸上アスリートで、千葉県佐倉市出身。高校時代は千葉黎明高等学校、そして国際武道大学に通い、効果的にトレーニングを重ねました。当初はバスケットボール部に所属していましたが、団体競技におけるコミュニケーションの難しさに気づき、陸上競技へと転向。彼は千葉県中学総体での優勝を経て、全国大会でもその実力を発揮しました。
長内選手は、生まれつき感音性難聴を抱えており、その障がいにも関わらず鍛錬を重ね、2017年のサムスンデフリンピックの400mで準決勝進出を果たしました。また、日本デフ陸上選手権大会では400mで優勝するなど、数々の実績を残しています。2024年には世界デフ陸上競技選手権大会に出場し、400mと4×400mリレーで素晴らしい成果を上げました。
デフ陸上への情熱と目指すもの
長内選手は、競技活動にとどまらず広く社会貢献にも目を向けています。小学校での講演活動や陸上教室の開講を通じて、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の理解促進に努めており、多様性の必要性を強調しています。今後も彼がどのように社会に貢献していくかが注目されます。
千葉県では、パラアスリートやパラスポーツチームの強化に向け、様々な支援事業を実施しています。この「パラアスリート強化・支援事業」は、選手の競技力向上を図るだけでなく、地域スポーツの振興にも貢献しています。長内選手を含む選手たちが、学校や地域のイベントに参加することで、スポーツに対する関心を高めています。
今後の展望
長内選手は、2025年に日本で開催される「東京2025デフリンピック」の日本代表選手としての内定を受けており、その活躍が広がることが期待されています。当社は彼を全力でサポートし、社員が活躍することで多様な人材が活躍できる社会の実現に貢献していきます。
長内選手の詳細なレーススケジュールやイベント情報に関しては、当社の公式アスリートサイトで随時更新される予定です。これからも彼の挑戦を温かく見守り、支援していくことが重要です。
公式アスリートサイトはこちら
長内選手の挑戦の旅は続きます。彼の成功が多くの人々に感動を与えるとともに、聴覚障がいや様々な障がいを持つ人たちの希望となることを願っています。