海とこんぶの森プロジェクト
2025-12-23 12:19:24

未来の海を守る「海とこんぶの森プロジェクト」開催!子どもたちの体験を通して地域活性化を目指す

未来の海に笑顔を!「海とこんぶの森プロジェクト」開催



2025年11月29日、函館市南茅部地区にて、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、函館市、株式会社WMIが共同で「海とこんぶの森プロジェクト」を開催しました。このプロジェクトは、藻場再生と地域活性化を目的にした取り組みで、子どもたちが昆布の種付け体験を通じて環境保全や食育について学びます。

環境問題への取り組み


近年、北海道沿岸では昆布藻場が減少し、「磯焼け」という現象が深刻な問題となっています。これは、昆布やワカメなどが消失し、代わりに「サンゴモ」という海草が生える現象を指します。この状態は「海の砂漠化」とも言われ、海洋環境に悪影響を及ぼしています。

そこで、三者は協力して「海とこんぶの森プロジェクト」立ち上げ、地域課題の解決を目指しています。昆布の種付け体験を行うことで、地域の子どもたちに自然環境の大切さを伝え、未来の海を守る力を育てるのです。

子どもたちの体験


この日は、函館市立高丘小学校から約20名の児童が参加し、昆布の種付け体験を行いました。参加した子どもたちは佐藤漁業活性化対策担当課長の説明を受けながら、実際に昆布の種を地元の海へ植えました。体験を経て、子どもたちは「楽しかった」「次の収穫体験も楽しみ」といった感想を持ち帰りました。

また、校長の東谷公義氏は、地域を知る素晴らしい機会であり、地元の生産者の支援にも繋がると期待を寄せています。参加漁師の高谷氏も「セブン‐イレブンで扱ってもらえるとやる気が出る」と、プロジェクトの意義を感じていました。

持続可能なフードシステムの確立


プロジェクトに加えて、セブン‐イレブンは2025年8月に函館産昆布を使用した新商品「冷たい函館塩ラーメン」を店頭に並べました。この商品は持続可能な食料システムに貢献する優れた国産品に贈られる「FOOD SHIFT セレクション 2025」の優秀賞も受賞しています。

このように、地域の特産品を使用した商品開発が進められ、地元経済の活性化にも寄与しています。地域の持続可能性のため、セブン‐イレブンは今後もイベントや新商品の開発を進めていく方針です。

まとめ


「海とこんぶの森プロジェクト」は、函館市の海洋環境課題に向き合い、未来世代に対して持続可能な生態系の重要性を伝える大変意義のある取り組みです。今後も地域連携を深めながら、参加児童たちが海について学ぶ機会を提供し、海を守る意識を高める活動を続けていきます。これにより、子どもたちが未来の海を守る担い手となることを願っています。


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