新たな魅力を発見!「つながるガイド / 千葉」の誕生
千葉県を代表する食や体験を深く理解し、地域の魅力を存分に発信することを目的に、株式会社良品計画による無料のエリアガイド誌「つながるガイド / 千葉」が創刊された。このガイドは、道の駅や地域の生産者と協力し、千葉県内の素晴らしい食や文化を紹介するものだ。
良品計画は「感じ良い暮らしと社会」をテーマに、地域におけるさまざまな活動を続けている。特に千葉事業部では、南房総を中心に地域の農産物や地場産品の販売を行う「里のMUJI みんなみの里」を運営し、鴨川の新しい価値あるお米や酒類などを地域生産者とともに開発してきた。これを背景に、千葉の豊かな魅力をより多くの人々に知ってもらうべく、新たなガイド誌が生まれることとなった。
「つながるガイド / 千葉」の特長
このガイド誌は、現地の方々との対話を重ね、地域の農産品と観光資源の魅力を掘り下げる構成になっている。その結果、千葉県の59名の生産者や22の観光施設が紹介され、無料で配布されることが決まった。特に観光で訪れる人が多い道の駅や無印良品の店舗に設置されるため、多くの人に手に取ってもらえる機会が増えるだろう。
プロトタイプが発行されたのは2024年12月で、この成功を受けて2025年度からは定期的に発行される予定。これは、地域の魅力を外に発信する重要な一歩として、多くの地域住民や観光客の心をつかむことだろう。
地域食材の活用とレシピ開発
また、「里のMUJI みんなみの里」で取り扱う地域の食材を使用したレシピの開発も進行中だ。東京のdely株式会社と共同で進めるこのプロジェクトでは、旬の食材を活かした特産品やレシピを提供することが目標。それにより、地域の食材の価値を高められるだけでなく、訪問者にとっても新しい料理の楽しみ方を提案する。
「つながるめグルメ」イベントの開催
さらに、すでに開始された「つながるめグルメ」イベントも注目だ。4月28日から千葉県内の道の駅や直売所19ヶ所と連携し、それぞれのおすすめメニューを紹介していく。このイベントは地域の生産物を前面に押し出すことで、来る人々に千葉の味覚を直接体験してもらう機会を創出する。また、地元の生産者とのつながりを強化し、地域のイノベーションにも寄与すると期待されている。
第1回「里山でみんなとつながる市」の開催
5月3日から5日の3日間にわたり、「里のMUJI みんなみの里」で開催される「里山でみんなとつながる市」も見逃せない。このイベントでは、地域の子どもたちがパフォーマンスを行ったり、屋台が並ぶことで、都市と地方の結びつきを強化する場になるだろう。これにより、都市住民と地域住民との交流が促進され、一層の地域振興が期待される。
このように、千葉県は「つながるガイド / 千葉」によって新たな魅力や体験を提供すると共に、地域の農産品や文化を活かしたさまざまなイベントを通じて、地域全体の活性化を目指している。地域の可能性を感じるこの取り組みに、ぜひご注目いただきたい。