大阪・関西万博でのセブン-イレブンの取り組みと結果を振り返る

セブン-イレブンの未来型店舗が示した挑戦と成果

2025年大阪・関西万博が閉幕した2023年10月13日、セブン-イレブンはその取り組みを通じて未来型店舗の可能性を切り開きました。期間中、164万人超の来店客を迎えた「西ゲート店」と「ウォータープラザ店」は、来店者に新しい体験を提供し、環境に優しいさまざまな取り組みでも注目されました。

来店者数と商品人気

万博期間中、この2店舗の取り組みに多くの来店者が訪れ、特に西ゲート店ではおにぎりの販売数が全国１位を記録しました。1日平均で2,341個のおにぎりが販売され、その人気は顧客からの高い評価を受けました。具体的には、以下の商品の販売数が特に好評でした：

- 手巻おにぎりツナマヨネーズ （約279,000個）
- 手巻おにぎりしゃけ （約195,000個）
- 手巻おにぎり紀州南高梅 （約148,000個）

また、“お店で焼いた”や“お店で作った”シリーズといった限定商品も大変好評でした。

持続可能な取り組みの評価

セブン-イレブンの未来型店舗は、環境課題に向き合うだけでなく、買い物体験を進化させるさまざまな挑戦を行いました。特に「環境」「商品」「買い物体験」の3つの視点から見た取り組みが評価され、博覧会協会より「脱炭素」と「調達」の2つの部門で表彰を受けました。これにより、セブン-イレブンは未来に向けた持続可能な店舗づくりの重要性を再認識しました。

環境に配慮したテクノロジーの採用

未来型店舗では多岐にわたる環境配慮の技術が採用されています。例えば、次世代冷媒R-474Bを使用し、CO2排出削減に貢献。また、店内での発電を希望し、発電ガラスや発電床などを導入、来店者には最新技術の実体験を提供しました。これらの取り組みは、脱炭素に向けた積極的なアプローチとともに、サステナブルな社会の実現を志向しています。

新しい商品提供のスタイル

商品面では、大阪・関西万博限定のデザインパッケージを採用し、環境に配慮した素材を使用した商品を展開しました。また、アレルゲン情報を多言語で表示する試みも行い、訪問者に安心して商品を選んでもらう環境を整えました。新しいカウンター商品や、遠隔接客を行うアバターロボット『newme』の導入も、未来的な買い物体験を演出しました。

今後の展望と取り組み

セブン-イレブンは、大阪・関西万博で得た成功と知見を活かし、今後の店舗運営にも生かす方針です。万博期間中に使用した設備の他店舗への移設も予定されており、持続可能な取り組みの拡大が期待されます。これからもセブン-イレブンは、地域のニーズに応えつつ、環境負荷を減らす努力を続けていくことでしょう。大きなチャレンジを続け、未来の店舗としての道を進むセブン-イレブン。今後の展開から目が離せません。