災害時の炊き出し支援へ向けた取り組みがようやく進行中
2026年7月13日、合同会社prove LiFE(代表社員・山本新一)が東京都千代田区(区長・樋口高顕)と、「災害時におけるキッチンカーによる炊き出し等の実施に関する協定」を締結しました。この協定は、地震や風水害などの大規模災害時に、長期間の避難生活を余儀なくされる人々に対して、温かく安全な食事を迅速に提供するための仕組みを構築することを目的としています。
千代田区と連携した新たな支援体制
千代田区は、政治、行政、経済の中心地として、昼間と夜間の人口に大きな差がある地域です。そのため、大規模災害が発生した際には区民だけでなく、帰宅困難者への支援や広域的なサポートの整備が求められます。
この協定により、「KITCHENCAR’S JAPAN」というプラットフォームに登録されたキッチンカー事業者が避難所や被災地に直接出動し、炊き出しを行う体制が整います。食を通じて被災者の心のケアにもつながるような支援を目指しているのです。
平時からの情報共有と訓練
合同会社prove LiFEでは、平時から千代田区と密に連携し、キッチンカー事業者との情報共有や継続的な訓練を行います。これにより、実際の災害時には迅速に行動できるようなネットワークを強化し、スムーズに支援が行える体制を整えます。
なお、この協定は合同会社prove LiFEにとって、東京都内での初めての自治体との協定締結であり、今後も地域に根ざした活動を継続し、「食」を通じた安心と笑顔の輪を広げていくことを目指しています。
全国で進む災害支援
合同会社prove LiFEは、2025年10月から千葉県船橋市との協定を開始し、続いて市原市や愛知県名古屋市、福島県田村市、福岡県福岡市、埼玉県川口市との協定を締結しています。さらに、千葉県千葉市や神奈川県横浜市との連携も計画中です。
このように、全国各地で災害時の食事提供に関する協定を締結することで、より多くの自治体と協力し、迅速で効果的な支援が実現できる体制が整いつつあります。
キッチンカーの特徴
この「KITCHENCAR’S JAPAN」というポータルサイトは、約4,000台のキッチンカーが登録されており、災害時には被災状況や避難所の人数に合わせて適切な数のキッチンカーを迅速に派遣できる体制を構築しています。キッチンカーは、電源や調理設備を完備しており、ライフラインが不安定な地域でも温かい食事を提供可能です。
体験から生まれたシステム
この新たな取り組みを進めるきっかけは、2019年に発生した千葉県の台風被害です。長期的に停電が続いた際、合同会社prove LiFEと協力するキッチンカーたちが被災地へ炊き出しを行い、多くの人々が温かい食事を求めていたことが、支援体制の必要性を再認識させました。この経験が、平時でも営業するキッチンカーを災害時にも活用する仕組みの確立へとつながったのです。
合同会社prove LiFEの事業概要
合同会社prove LiFEは、飲食や移動販売、イベント、デザイン、ITといった多岐にわたる事業を展開しています。
「KITCHENCAR’S JAPAN」というプラットフォームを運営する中、年商2億円規模に成長し、キッチンカー業界を牽引する存在として知られています。また、音響や映像設備を備えたステージトラックのレンタルサービスも提供しており、全国各地のイベントに対応しています。このような独自の事業展開により、「食」を通じた新たな体験価値の創出を追求し続けることで、地域社会への貢献を目指しています。