グリーンキー授賞式で持続可能な未来を築く
2024年2月17日、「世界観光レジリエンスの日」に際し、米マリオット・インターナショナル系列の7つの宿泊施設が新たにグリーンキーを取得し、授賞式が開催されました。この授賞式は、持続可能な観光業の推進に向けて、観光業界のさまざまな関係者が集まり意見交換を行う貴重な場となりました。
グリーンキーとその意義
グリーンキー(Green Key)は、デンマークの国際環境教育基金が制定した、宿泊施設向けの国際エコラベルです。環境に配慮した運営を行う宿泊施設に与えられるこの認証は、観光業における持続可能な発展を促進するものであり、世界中で6000以上の施設が取得しています。
日本国内でも2021年に一般社団法人JARTAが窓口となり、約100の施設がこの取り組みに参加しています。授賞式では、認証を受けた各施設が自らの取り組みを発表し、観光におけるサステナビリティの重要性が共有されました。
授賞式のプログラム概要
授賞式は大きく3つのパートに分かれました。第1部では「グリーンキーとサステナビリティ」と題し、インバウンド観光の進展に伴い、グリーンキーが世界中でどのように活用されているかが紹介されました。シェラトン鹿児島やザ・リッツ・カールトン大阪など、取得施設の実践例が発表され、参加者たちは熱心に耳を傾けていました。
第2部では、さまざまな組織の専門家によるパネルディスカッションが行われました。観光業界におけるレジリエンスについて深く掘り下げ、他の分野におけるサステナビリティへの取り組みについても議論が交わされました。
参加施設の発表
新たにグリーンキーを取得した宿泊施設は以下の通りです:
- - シェラトン鹿児島
- - ザ・リッツ・カールトン大阪
- - メズム東京、オートグラフコレクション
- - ウェスティンホテル東京
- - W OSAKA
- - シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
- - アロフト東京銀座
また、2024年には根浜シーサイド、東京エディション銀座、東京エディション虎ノ門の3施設も新たにグリーンキーを取得する見込みです。
未来に向けての展望
授賞式では、参加者同士の意見交換やネットワーキングも活発に行われ、業界の枠を越えた連携の重要性が再確認されました。持続可能な社会実現に向けて、2030年に理想的な社会を築くためのビジョンで一丸となることが求められています。
これからもSDGsを意識し、環境配慮型の観光施設が増えることが期待されます。グリーンキーの存在は、観光業界における持続可能な発展のシンボルとなっているのです。私たちもまた、より良い未来に向けての一歩を踏み出すことが求められています。