千葉県内142店舗で手軽なリユースを実現する新サービスR-LOOP

リユースの新たな選択肢「R-LOOP」

ブックオフグループは、千葉県を含む全国のBOOKOFF142店舗に、リユースシステム「R-LOOP」ボックスを設置しました。この新しい取り組みは、大掃除や年末の整理の際に利用しやすい環境を整えることで、身近なところからリユースを促進し、循環型社会の実現を目指しています。

「R-LOOP」は、家庭でもよく発生する書籍や衣類などの不要品を手軽に処分できるシステムです。調査によれば、多くの家庭で不要な書籍や衣料品が出ており、その多くが捨てられずに保管されています。特に家庭でよく不要になる商品は、書籍が29.1％、衣類が25.8％を占め、衣類の約50％は自宅で無駄に保管されているとのこと。

このボックスを通じてお客様は、古い本やCDを持ち込む際に、その場で衣類や小物も手間なく手放すことができるのです。それは、従来のリユースショップでは必要だった個人情報の提示や、フリマアプリでの煩わしい手続きなしに、誰でも気軽に利用できるサービスです。

R-LOOPの背後に潜む目指すべき社会

これまで、多くの人が「捨てるのがもったいない」という理由で物を手放すことを躊躇してきました。しかし、ブックオフが展開する「R-LOOP」では、回収後に商品がどのように扱われるかが明確にされ、リユースの流れを理解することができます。回収された衣類や服飾雑貨は、適切に検品された後、ブックオフが運営する海外店舗「Jalan Jalan Japan」で新たな生活へと繋げられます。

具体的な成果

「R-BOX」システムを使用した前例では、17ヶ月間で約30トンの衣料品が回収され、89％がリユースやリサイクルに繋がりました。利用者は約14,000名に達し、その多くが「捨てるのがもったいない」との理由で、リユースに積極的に参加しています。

2025年11月以降も、142のBOOKOFF店舗に「R-LOOP」が設置され、新たな利用者に向けて循環の輪を広げていく予定です。この取り組みにより、CO2排出量の削減にも貢献することが期待されています。環境にやさしい循環経済の実現に向けて、ブックオフは今後もその活動を続けていきます。