AI自動配車システム「LYNA」に新機能が追加
株式会社ライナロジクスは、AI自動配車システム「LYNA(ライナ) 自動配車クラウド」に新機能である「積み置き機能」を2025年3月11日より提供開始しました。この新機能によって、物流業界における配車の効率性がさらに向上することが期待されています。
積み置き機能とは?
積み置き機能は、1日の最後に積み置きがある運行パターンを簡単かつ効果的に作成するための機能です。車両が積んだ荷物を次の日、または指定の配送日まで待機させることができるこの機能により、繁雑な配車業務を大幅に簡略化することが可能になります。積み置きがある運行パターンは、配車担当者にとってしばしば難題となりがちですが、新機能により手間が大幅に軽減されます。
この機能では、特別な設定や煩雑な調整が不要で、ユーザーはスムーズに運行計画を作成できるようになります。具体的には、積み置き当日から配送日までの複数日に渡る計画を一連でまとめて作成することが可能となりました。
積み置き機能の主な特徴
- - 自動での配車計画作成: 積み置き予定の配車計画をシステムが自動的に作成します。運行の終わりに、どの車両が何時に戻り、どの荷物を積んでいるのかを明確に示した計画が作成されます。
- - データの連動性: 積み置き当日の配車計画と指定配送日の計画が整合性を持ったデータになります。これにより、例えば配送先に応じた荷物の割り当てを自動で連携し、ミスを防ぎます。
期待される効果
この新機能を利用することで、配車担当者の負担が大きく軽減され、全体的な業務の効率化が実現します。たとえば、積み置きのある配車計画を短時間で構築でき、専任担当者以外でも業務が遂行可能となります。さらに、各車両がどのように運行するかも視覚化され、日々の時間管理や業務の透明性が高まります。
これによって、ドライバーへの指示もより明確になり、円滑な業務運営につながるでしょう。もちろん、配車計画の結果は帳票として出力可能で、直接ドライバーに配布することができます。
対象となる事業者の例
この機能は、以下のような事業者に特に効果的です。
- - 配送プロセスの中で積み置きを行うことが多い事業。たとえば、月曜日に集荷して火曜日に配送する業務など。
- - 短時間での配車計画作成を求める事業者。
- - 専任担当者以外のスタッフでも配車計画が立てられるようにしたい企業。
- - 運行全体を見える化し、情報共有をスムーズにしたい事業者。
- - 配車担当者とドライバー間のコミュニケーションを円滑に進めたい企業。
まとめ
「LYNA 自動配車クラウド」は、複雑な配車業務を効率化するための強力なツールです。この新しい積み置き機能の導入により、より迅速で効率的な物流管理が実現されることでしょう。ライナロジクスは、今後も物流業界に革新をもたらすべく、さらなる技術開発を進めていきます。