文化交流を描く
2025-11-05 16:31:40

オランダと千葉の文化交流を描く特別展「撮る、物語る」開催

オランダと千葉の文化交流を描く特別展「撮る、物語る」開催



千葉県立美術館にて、2025年11月から2026年1月にかけて「オランダ×千葉 撮る、物語る」と題した特別展が開催されます。本展では、オランダの新進気鋭の写真家、サラ・ファン・ライとダヴィット・ファン・デル・レーウによる作品が日本初公開となります。さらに、千葉県立美術館としても初の写真展となる本展では、千葉に関連する写真の歴史にもフォーカスを当て、地元で活動する写真家・作家の清水裕貴による作品も展示されます。

国内初の大規模な写真展


この展覧会は、オランダと千葉の文化交流をテーマにしており、サラ・ファン・ライとダヴィット・ファン・デル・レーウがニューヨークで制作した「Metropolitan Melancholia」と「Still Life」の2シリーズを含む約80点がラインアップされます。また、清水裕貴が撮影した千葉の風景や、松戸市戸定歴史館が所蔵する古写真も展示され、合計約220点の作品が観覧可能です。

開催概要


  • - 会期:2025年11月15日(土)~ 2026年1月18日(日)
  • - 会場:千葉県立美術館
  • - 住所:千葉県千葉市中央区中央港1-10-1
  • - 開館時間:9:00 - 16:30(入館は16:00まで)
  • - 休館日:月曜日、11月25日、12月28日から1月4日、1月13日
  • - 入館料:一般 1,000円、高校・大学生 500円
(中学生以下、65歳以上、障害者手帳を持つ方と介護者1名は無料)

この特別展は、清水裕貴のアプローチを通して、過去の記録が未来にどう繋がっていくのかという問いを投げかけます。清水は歴史や土地の文化をリサーチし、写真と言葉を交えて物語を描く独特のスタイルの持ち主です。

清水裕貴の独自の創作スタイル


この展覧会では、清水裕貴が残した資料や、幕末の影響を受けた水戸藩第11代藩主徳川昭武の写真にも注目。昭武は、1300枚を超える写真を撮影し、記録を残しました。清水は彼の視点を追いながら、当時の風景や生活を現代に再生させようとします。

サラ・ファン・ライとダヴィット・ファン・デル・レーウの作品

一方、サラとダヴィットの作品は、反射や影を利用し、夢幻的な風景を描出している点が特徴です。「Still Life」シリーズでは、ロックダウン中に素材としての静物を用い、コロナの影響を受けた都市の瞬間を捉えています。また、「Metropolitan Melancholia」では、日常の断片からノスタルジックな物語が浮かび上がります。彼らの作品はいずれも、独自の視点と感受性を生かした表現が際立っています。

イベントや関連プログラム


展覧会に合わせて、アーティストトークや記念講演、ミュージアムマーケットも用意されています。特に、清水裕貴とコ・メモリストである小寺瑛広との対談も計画されています。これらのイベントでは、観覧者が作家たちの視点や思考に触れる貴重な機会となるでしょう。

詳細については、千葉県立美術館の公式サイトをご覧ください。この展覧会は、オランダと千葉の文化が交差する新たな視点を提供してくれること間違いなしです!


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

画像23

画像24

画像25

画像26

画像27

画像28

画像29

画像30

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。