千葉市の海ノ民話アニメ上映会とフィールドワークが実施されました

千葉市で大盛況の海ノ民話アニメ上映会とフィールドワーク

2025年1月16日、千葉県千葉市では、一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が主催する海ノ民話アニメーション「寒川神社と獅子頭」の上映会とフィールドワークが開催されました。このイベントは、次世代へ美しい海を引き継ぐことを目的とした「海と日本プロジェクト」の一環として行われ、地元の児童たちが多く参加しました。

アニメ上映会の様子

上映会では寒川小学校と新宿小学校から約200名の児童が参加し、アニメーションを熱心に視聴しました。特に重要な点は、アニメを通じて子供たちが「自分たちの住んでいる場所にも昔は海があった」ということを理解し、地域に対する愛情と海への思いを醸成するというものでした。アフレコ体験では、少人数のグループに分かれ、各自が練習した後、前に出て発表する形で進行しました。児童たちは積極的に参加し、作品に対する興味を持っている様子が伺えました。

フィールドワークの体験

フィールドワークは寒川小学校の児童のみを対象に実施され、寒川神社へ徒歩で向かいました。ここでは、千葉市海祭り協議会の会長である鈴木年樹氏がアニメにまつわる文化や歴史を解説しました。子供たちは神社の本殿に入ることができ、地元の文化や伝説について直に触れる貴重な機会となりました。さらに、昔の漁師が大漁祝いに作った「万祝」を実際に見て、その背景や意味も学びました。これにより児童たちは、地域の歴史をより深く理解することができました。

参加した児童の声

参加した児童たちからは、「海にまつわる昔話があるとは知らなかった」「アニメが面白かった」「アフレコ体験が楽しかった」という感想が多く寄せられました。これらの声はイベントが児童にとってどれほど楽しい経験であったかを物語っています。

今後の展望

このような体験を通して、子供たちが地元への愛情を育み、次世代へと引き継がれる海の文化が豊かになることを願っています。海ノ民話プロジェクトは、今後も子どもたちにさまざまな形で地域の海の物語を伝えていくことでしょう。

このイベントは地域の絆を深め、未来への憧れを育む大切な一歩となりました。未来の海を守るために、地域の子どもたちと共に歩んで行きたいものです。