ドローンが変える未来
2026-06-19 10:52:06

ドローンが変える建設現場の未来:相模ダム工事の新技術

相模ダムリニューアル工事に見る最先端ドローン技術



相模ダムリニューアル工事において、ドローンを活用した新たな測量技術が実現しました。株式会社Liberaware、KDDIスマートドローン株式会社、株式会社大林組の三社が共同で行ったこの取り組みは、建設現場での効率化と安全性の向上を目指しています。特に注目すべきは、ドローンのレベル3.5飛行と点群データ生成の自動化です。

取り組みの背景



近年、建設業界では作業の効率化が求められています。従来の測量や点検作業には多くの時間と人手がかかり、これを解決する手段としてドローンの導入が進められています。しかし、従来の目視外飛行(レベル3)では、飛行範囲に制約があり、さらに3D点群データ生成には時間がかかるなどの問題がありました。これを解決すべく、レベル3.5飛行の実現を目指しました。

取り組み内容



1. レベル3.5飛行による巡視・点検



相模ダムでは、特に河川やダムを跨ぐ場所におけるドローンの運用が求められました。レベル3.5飛行の実施により、第三者が立入る可能性のある場所でも、通過前に停止して歩行者の有無を確認しながら飛行を行えます。この運用によって工事中の安全が確保され、従来アクセスが難しかったエリアの巡視が可能となりました。

2. 自動化パイプラインの構築



KDDIスマートドローンの自動充電ポート付きドローンとLiberawareの空間iPaaS基盤「LAPIS」を連携させ、画像データから点群データ生成までのフローを自動化しました。このシステムにより、従来5時間かかっていた点群データの生成が約1時間に短縮され、作業の省人化と進捗管理の効率化を実現しました。自動生成したデータは設計BIM/CIMと組み合わせることで、安全管理や進捗状況の把握に役立てています。

3. 運航の安定性向上



ドローンの遠隔運航には、上空での電波(4G LTE)を活用し、Wi-Fiによる通信のバックアップを行う構成を採用しました。これにより、遠方の現場でも通信が途切れることなく、安定した自動飛行が可能となりました。

今後の展望



リベラウェアとKDDIスマートドローンは、より複雑な天候条件下でも運航安定性を向上させる取り組みを計画しています。また、取得したデータの多様な活用法を検討するとともに、さらなる自動化技術の実装を進めていく方針です。大林組は本プロジェクトの結果を活かし、品質管理や安全管理への応用を図り、他の工事への展開を目指しています。

まとめ



これらの技術導入は、ドローンが建設現場における新たな社会インフラとしての役割を果たすことを示しています。今後も、建設業界が抱えるさまざまな課題解決を目指し、各社は協力して進化を続けていきます。詳細な情報は、リベラウェアの公式ウェブサイトをご覧ください。


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