ローソンのリサイクル
2025-06-30 13:48:39

ローソンが使用済ユニフォームをリサイクル、環境負荷軽減へ新たな取り組みを開始

ローソンが始める画期的なユニフォームリサイクル



株式会社ローソン、株式会社レゾナック、エムシーファッション株式会社(MCF)の3社は、コンビニエンスストア業界初となる使用済み店舗ユニフォームのリサイクルプロジェクトを開始しました。この取り組みは、ユニフォームを焼却処分せず、化学的な方法で炭酸ガスに変換し、冷凍・冷蔵ケースの冷媒として再利用するというものです。これは、環境負荷の低減に寄与する重要な施策といえるでしょう。

使用済みユニフォームの現状



毎年、ローソン店舗では経年劣化や汚れのために約10,000枚のユニフォームが廃棄されています。このユニフォームは、これまでユニフォームレンタル業者を通じて焼却処分されていましたが、今回の新しい取り組みによって、約3,000枚、約900kgの使用済みユニフォームをリサイクルします。これにより、焼却処分によるCO2排出量の約8割を削減することができるのです。

ケミカルリサイクルの実施



具体的には、神奈川県にあるレゾナック社の工場でケミカルリサイクルを行います。このプロセスでは、使用済みのユニフォームを高温で処理し、分子レベルまで分解します。生成された炭酸ガスは、冷凍・冷蔵ケースの冷媒や、温室栽培の光合成に利用されるため、さまざまな形で再利用されることになります。また、この取り組みは、全国規模で進められており、持続可能な社会に向けた一歩といえるでしょう。

環境への配慮



一般社団法人日本ユニフォーム協議会によれば、日本におけるユニフォームの年間廃棄量は約7,000万枚、合計で約16万トンにも及びます。焼却時には温室効果ガスが排出されるため、リサイクルの重要性が増しています。今回の取り組みが成功すれば、今後も持続可能なリサイクルのモデルケースとして、多くの企業に影響を与えることになるでしょう。

まとめ



ローソン、レゾナック、MCFは、このリサイクルプロジェクトを通じて、循環型社会の構築を目指します。今後も環境負荷の軽減に取り組んでいく姿勢を示すこのプロジェクトは、他の企業にとっても参考となる先駆的な試みです。この取り組みに注目することで、私たちもより良い未来のために何ができるのかを考えるきっかけとなるでしょう。


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