全国の引退馬の健やかな安息を願うプロジェクト中継ぎ
競走馬たちが活躍している姿は、多くの人々に興奮と感動を与えていますが、彼らの引退後や亡くなった後の安息の場所が十分に整備されていない現状があります。引退馬のために新たに設立を目指す「うまのふるさと」プロジェクトは、そんな馬たちに安らぎを提供する素晴らしい取り組みです。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、認定NPO法人引退馬協会が中心となり、引退馬のためのモニュメントを設立するために設立された「引退馬のためのモニュメント設立事業実行委員会」によって進められています。このモニュメントは、引退した全ての馬たちの魂が安らかに還ることを期待しており、皆様からの寄付を募るべく、クラウドファンディングを実施中です。
現在、目標金額は1,000万円で、2025年の12月9日までの期間限定で支援を受け付けています。寄付金はモニュメント本体の制作費用に充てられ、馬たちの思い出を偲ぶ場所を実現するために必要不可欠です。
どうしてこのプロジェクトが必要か?
日本では、競走馬を含む多くの馬たちが、彼らの充実したキャリアを終えた後に、安らぎを得る場所が不足しています。引退馬たちが適切にケアされ、敬意を持って扱われるべきです。「うまのふるさと」プロジェクトでは、生前の功績にかかわらず、全ての馬が平等に安らかに眠れる場所を提供することが目的です。これにより、馬と関わった全ての人々が再び集まり、彼らの思い出を振り返ることができる「聖地」のような存在になればと考えています。
モニュメント設立に向けた具体的な取り組み
実行委員会は、北海道の日高地方・浦河町にある「うらかわ優駿ビレッジAERU」をモニュメント設立の場として選ぶことにしました。ここでは、以下の事業が予定されています。
1.
モニュメントの設立: AERUの中心に、全ての馬が安らかに眠れることを象徴するモニュメントを設立。
2.
たてがみのお預かり: 馬主から預かった愛馬のたてがみを特別なスペースに保管し、馬名プレートと共にいつでも親しみを感じられる場所を提供。
3.
デジタルコンテンツの活用: AERU内にデジタルサイネージを設置し、引退馬のストーリーや思い出をアーカイブして、訪れる人々に感動を届けます。
クラウドファンディングの仕組み
このプロジェクトの活動資金は、クラウドファンディングを通じて集められます。目標金額である1,000万円のうち、現在30%にあたる約300万円が集まっています。プロジェクト終了が間近に迫っているため、さらなるご支援が必要です。ここで集まった資金は、モニュメントの制作費用としても大変重要なものとなり、全体の費用48,000,000円の一部とする予定です。
未来に向けた展望
この「うまのふるさと」プロジェクトは、競走馬たちの魂が安らぐだけでなく、馬文化の継承や地域活性化の拠点としても機能させることを目指しています。人と馬の共生を実現し、豊かな社会を築くために貢献していく意義のある取り組みです。ぜひ、多くの方々からの温かいご支援をお待ちしております。