千葉興業銀行、気候変動対策で『Aリスト』に選定
千葉興業銀行は、国際的な環境NGOであるCDPによる調査で、初めて最高評価の「Aリスト」に選ばれました。これは、気候変動、自然資本、水資源、森林保全など環境に関連する取り組みを評価する国際的な基準において、特に優れた成果を上げた企業に与えられるものであり、昨年度の「A-」から一段階アップしたことになります。
CDPとは?
CDP(Carbon Disclosure Project)は、2000年に設立された非営利団体で、企業や自治体に対し、環境問題に関する情報開示を求めています。世界のほとんどの大企業が参加し、気候変動への対策や水資源の保護、森林保全などが評価対象となります。企業は8段階の評価基準を用いて、気候変動への取り組みや戦略、温室効果ガスの排出状況などが審査されます。
千葉興業銀行の取り組み
千葉興業銀行は、2023年以降毎年CDPに回答を行っており、特に「自然資本における依存と影響の分析」を進めたことが評価され、今回の「Aリスト」選定に繋がりました。これにより、全世界で22,100社を超える企業の中から、上位4%という高い水準で認められることとなります。
また、当行は「水セキュリティ」および「フォレスト」の分野でもそれぞれ「A-」の評価を受けており、気候変動、水資源、森林保全という三つの分野においてリーダーシップレベルの評価を確立しました。これにより、地域の経済や社会の持続可能な発展にも寄与する方針を強化するものとなっています。
今後の展望
千葉興業銀行は、「人々の暮らしを守る千葉の実現」というサステナビリティの重点項目を掲げ、将来的には気候変動だけでなく、他の環境・社会的課題にも積極的に取り組んでいく考えです。当行の基本理念である「地域とともにお客さまのために『親切』の心で」の実践を基に、様々な環境対策を推進し、地域の持続可能な発展を支援していくことを目指しています。
まとめ
千葉興業銀行がCDPの「Aリスト」に選定されたことは、地域に根ざした企業としての責任を果たし、気候変動に対する強い姿勢を示す大きな一歩です。これは単なる評価にとどまらず、持続可能な地域社会の実現に向けたさらなる取り組みの出発点ともなっています。今後の動きにも期待が高まります。