イオン津田沼店で開催された「もったいないをおいしくフェア」
2023年4月5日と6日の2日間にわたり、イオンアグリ創造株式会社が主催し、一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会と共に行った「もったいないをおいしくフェア」が、イオン津田沼店で盛況に開催されました。このイベントは、一般的に売り物にならない「わけあり野菜」を通じて、食品ロス削減の重要性を伝えることを目的としています。
食育イベントの内容
イベントでは、ニンジン、トマト、マッシュルーム、コマツナなどの「もったいない野菜」を量り売りするコーナーが設置され、多くのお客様がこれらの野菜を手に取りました。参加者は、見た目が不揃いであるものの、味や鮮度が通常の野菜と変わらないことを実感し、お買い物を楽しみました。また、株式会社ダイショーが提供した「もったいない野菜で作るミネストローネ」も大人気でした。
さらに、小学校低学年以下の子供たちを対象にした「やさいクイズチャレンジ」も行われ、親子で楽しむ様子が見られました。参加者が用意されたほぼ全てのもったいない野菜を購入したため、このイベントは大盛況のうちに終了しました。
もったいない野菜の魅力
「わけあり野菜」とは、サイズや形が通常の基準から外れているために出荷されない野菜のことを指します。国内では、これらの野菜が生産段階で約10%から15%も土に戻されています。しかし、イオンアグリ創造はこれを「もったいない野菜」と名付け、見た目よりも味や栄養を重視し、お客様に広くアピールしています。「食品ロス」とは異なり、生産の段階で発生する「プロダクションロス」にも焦点を当て、持続可能な農業の実現を目指しています。
お客様の反響
参加者からは「農場から出荷できない野菜があることを知った」や「このような取り組みをもっと広めてほしい」という声が多く寄せられました。また、「傷がある野菜でも、お買い得に買えて嬉しい」といった意見もあり、参加者は子供たちと一緒にユニークな形状の野菜を選ぶ楽しさを実感していました。
「もったいない野菜」を購入する動機としては、「味が変わらない」「お得価格」「食品ロス削減への貢献」が挙げられました。量り売りについての賛否もあったものの、「必要な分だけ買えるのは良い」との好意的な意見が多く聞かれました。今後は、お客様にとってより便利な販売方法を検討し、さらなる利用促進を図っていく予定です。
今後の展望
イオンアグリ創造は、自然資源の持続可能性を重視しつつ、事業の発展を目指しています。今回のイベントを通じて、スーパーでの計量販売の普及が進み、食品ロスや温室効果ガス削減に向けた意識が高まることを期待しています。今後も「もったいないをおいしく」をテーマに、社会との連携を深めていく方針です。
イオン津田沼店の様子
イベント中の活気あふれる風景や、楽しそうに「もったいない野菜」を選ぶ親子の姿が印象的でした。この機会に、ぜひ持続可能な農産物を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。