上総掘りの文化を体験し、ボランティアに参加しよう!
千葉県袖ケ浦市で、国指定の無形民俗文化財「上総掘り」が新たな仲間を募集します。この伝統技術は明治時代から受け継がれ、簡単な道具を使用して、100メートルを超える深さの井戸を掘ることができる優れた手法です。その価値が認められ、平成18年には文化財としての指定を受けました。
上総掘りとは何か?
「上総掘り」は、その名の通り、上総地方で発展した井戸掘りの技術です。この技法は、少人数で行うことができ、ありふれた道具で深い井戸を迅速に掘り上げることができるため、周辺地域の水源確保に貢献してきました。文化遺産として重要なこの技術を、地域に住む人々が実際に体験することで、その良さを次世代に伝えていくことが求められています。
募集するボランティアの内容
袖ケ浦市では、上総掘りの技術を学びながら、地域文化を支えるボランティアを募集します。参加者は、研修を通じてこの技術を体験し、実際に井戸を掘る工程に携わることができます。具体的には、令和8年度に全8回の事前研修を行い、令和9年度からは井戸掘り作業が本格的に始まります。
研修スケジュール
1.
第1回:令和8年9月12日(土)10:00~12:00
上総掘りの歴史や概要、道具の見学を行います。
2.
第2回:令和8年9月26日(土)10:00~12:00
足場の構造や、番線、丸太の縛り方を学ぶ実習です。
3.
第3回:令和8年10月3日(土)9:00~16:00
博物館敷地内にて足場を組む作業を行います。
4.
第4回:令和8年10月25日(日)9:00~15:00
竹の伐採や割り方、削り方についての実践です。
5.
第5回:令和8年11月15日(日)10:00~12:00
竹ひごの継ぎ方を学ぶワークショップです。
6.
第6回:令和8年11月28日(土)10:00~15:00
竹ひご作りの実習を行い、技術を身に付けます。
7.
第7回:令和8年12月12日(土)10:00~15:00
水のふる里にて掘削体験とコシタ作りを実施します。
8.
第8回:令和8年12月19日(土)10:00~15:00
掘削体験Ⅱで、実際に掘削作業を行います。
その後、令和9年2月には実際の掘削場所で足場を建てる準備が行われます。
参加条件と募集要項
参加資格は中学生以上で、事前研修に6回以上出席できる方とし、伝統技術の伝承に興味がある方を対象としています。募集人数は30名で、応募が多数の場合は袖ケ浦市内在住者を優先し、抽選を行います。応募の締切は令和8年7月31日で、申込方法はオンラインフォームまたは郷土博物館への電話で受け付けています。
自分自身で井戸を掘る経験は貴重であり、地域の文化遺産を支える一助となります。この機会にぜひ挑戦してみてください。