特別誕生秘話
2025-11-27 11:35:55

緊急発表!「甲子 酒々井の諸事情」の特別誕生秘話と味わい

緊急発売!「甲子 酒々井の諸事情」



千葉県印旛郡に本社を構える株式会社飯沼本家が、特別な日本酒「甲子 酒々井の諸事情」を令和7年12月中旬に発売します。このお酒は、杜氏による試行錯誤の末に生まれた一品で、特に醸造ミスから生まれた限定商品です。商品の背後にあるストーリーをお伝えいたします。

商品概要


「甲子 酒々井の諸事情」は、醸造ミスが起こったもろみを用いて新しく生まれ変わった特別酒です。販売サイズは、1.8Lが3,520円(税込)、720mlが1,760円(税込)で、数量限定となっています。具体的には、1.8Lが3,000本、720mlが15,000本の予定です。

  • - 酒質:普通酒(生酒)
  • - 使用米:掛米(千葉県産ふさこがね)、麹米(兵庫県産山田錦)
  • - 精米歩合:掛米 50%、麹米 50%
  • - アルコール分:15度
  • - 日本酒度:-13.1

このアルコールに込められた思いを知ると、さらに味わい深い一杯に感じられます。

バックストーリー:醸造ミスからの反撃


2025年、毎年恒例の「酒々井の夜明け」の発売日に向けて作業を進めていた際、重大なトラブルが発生しました。本来は普通酒を仕込むタンクに誤って、別のタンクから精米歩合70%の蒸米と醸造アルコールを入れてしまったのです。結果として、通常の「酒々井の夜明け」から大きく減産せざるを得なくなり、事前受注もストップせざるを得ない状況に陥りました。

この日の出来事は、杜氏にとって苦悩の夜でした。ミスで生まれたもろみが普通酒となり、さらに酵母が死滅するリスクがありました。しかし、杜氏は酵母が生き残ることを祈りながら、発酵の進行を見守り続けました。

生まれた特別さ、そして味わい


発酵管理を行う中で、状況は好転しました。上槽を迎えた23日目、アルコール分が15%になった段階で仕上げることができました。酸度が低く、甘みが強いとされるこの酒には、白麹を使って調整した酸味が加わっています。遺伝子配列のように、ひとつひとつの成分が織りなす味わいの中には、普段のミスが引き起こした思わぬ美味しさが隠れていました。

また、全国の酒販店やお客様からは、「楽しみにしている」と温かい言葉が寄せられ、大変励みになったとのこと。この特別な瞬間を皆様と共有したいとの思いから、味わい一杯一杯に込められた情熱を感じることでしょう。

まとめ


緊急発売ながら、これまでの困難を乗り越えて生み出された「甲子 酒々井の諸事情」。ぜひ、特別な一杯としてお楽しみください。限られた数量ですので、手に入るうちに味わってみてはいかがでしょうか。お酒一杯の背後には、杜氏たちの苦悩と情熱が凝縮されています。


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