新NISA利用者の意識調査:守りの重要性
2024年からスタートする新NISA制度では、非課税で資産形成が可能になり、多くの人々が投資への関心を高めています。株式会社kochiraが行った調査によると、実際に積立や買付を行っている新NISA利用者300名の約72.66%が、資産を守る“守り”の視点も必要であると感じています。
調査の背景
新NISAは、投資信託や株式を通じた資産形成のチャンスを提供しますが、一方で相場下落による元本割れや商品選びの難しさが不安要因となっています。多くの利用者が今後の経済環境や物価上昇に対する懸念を抱き、資産を守る選択肢への興味も高まっています。この調査では、そのような不安や資産形成への考え方の変化を明らかにしました。
調査結果の要点
資産形成における不安
調査では、約39%の人々が「相場下落による元本割れ」を最も大きな不安と回答しました。次いで、28%は「買うタイミングや積立額の判断の難しさ」、22.33%が「どの商品の選択が正しいのか分からない」と答えています。さらに、17.67%は「新NISAだけでは将来の資産形成が十分か不安だ」としています。また、多くの新NISA利用者が何らかの形で不安を感じていることが分かります。
資産形成における考え方の変化
新NISAを始めた結果として、55%の人々が「資産形成への考え方が変わった」と回答しています。この変化は、投資を始めるきっかけだけでなく、リスクと向き合う意識を促しています。利用者の多くは、資産形成において利益を狙う“攻め”だけでなく、資産を守ることが大切であると認識しています。
守りの視点が必要とされる理由
72.66%の参加者が、「攻め」と「守り」の両方の視点が必要だと強く感じています。この背景には、相場の動きや減少リスクへの懸念があります。物価上昇や経済の不安定さが続く中で、資産の価値をどう守るかという視点が強調されているのです。
守りの資産に関する意識
調査の結果、48%が「インフレや物価上昇に備えられること」を重視し、長期的に価値を保つことや値下がりしにくい資産が求められています。特に、今後の投資選択肢として「預貯金」が最も関心を集めており、個人向け国債や投資信託なども注目されています。貴金属に関しては、長期的な価値維持やインフレ対策として一定の評価を受けていますが、具体的な購入や保有に対する不安も見受けられます。
まとめ
この調査を通して新NISAを利用する人々が、相場変動や資産の価値守りに対する強い意識を持っていることが明らかになりました。新NISAは資産運用の一手段であるだけでなく、今後の生活や老後の不安を解消するための重要な選択肢となっているのですね。
新NISA利用者の中で広がる「守り」の視点は、今後の資産形成の方向性を示すものと言えます。