災害支援を支えるキッチンカーの新たな取り組み
災害が発生した際、食事の提供は非常に重要な役割を果たします。そこで、「KITCHENCAR’S JAPAN」は、災害時に迅速に支援できるキッチンカーを可視化するための新制度「腹ぺこレスキューバッジ」をスタートしました。この制度により、全国で活動する約4,000台のキッチンカーから、災害時に出動可能な業者が簡単に認識できるようになります。
腹ぺこレスキューバッジの概要
腹ぺこレスキューバッジは、災害発生時に出動可能な意思を持つキッチンカーに与えられる認証制度です。このバッジは、キッチンカー専用ポータルサイト「KITCHENCAR’S JAPAN」に登録することで得られ、登録された車両には専用のアイコンが表示されます。これにより、災害時に食支援を積極的に行う意志が明確に示されます。
登録方法は簡単
腹ぺこレスキューバッジの取得は、わずか三つのステップで行えます:
1. 管理画面の「腹ぺこレスキューバッジ登録」をクリックする
2. 登録内容を確認する
3. 同意して登録する
この簡単な手続きを経ることで、あなたのキッチンカーにバッジが付与されます。特別な準備は必要ありません。普段の営業をそのまま支援活動に活用できるのがこの制度の特徴です。
事業者ができること
腹ぺこレスキューバッジに登録することで、キッチンカーの事業者は以下のような形で災害支援に寄与できます:
- - 自らの出動意思を可視化する
- - 自治体からの依頼案件に応募する
- - 通常営業を延長して食事を提供する
- - 社会貢献活動としての信頼性やブランドの向上
このように、キッチンカー事業者は自身の能力を活かした形で、地域での災害支援に大きく貢献可能となります。
防災協定の確立
「KITCHENCAR’S JAPAN」は、各自治体との防災協定を推進しています。これは、災害発生時に必要なキッチンカーを適切に派遣し、被災状況や避難所のニーズに応じた支援を行うための体制作りです。2025年からは千葉県船橋市との協定がスタートし、愛知県名古屋市などとも連携を考えています。こうした取り組みは、キッチンカーの持つ調理設備や電源を生かして、厳しい状況下でも温かい食事を提供できるという特性を生かしています。
きっかけは2019年の台風被害
この制度の背景には、2019年の台風で長期間続いた停電の経験があります。合同会社prove LiFEが自社および協力のキッチンカーと共に行った炊き出し支援では、多くの人々が温かい食事を求めていました。この体験を通して、平時に営業しているキッチンカーを非常時にどのように活用するかを具体化する必要があると痛感しました。
企業情報
「合同会社prove LiFE」は、「食×エンターテイメント」をコンセプトに多角的な事業を展開している企業です。現在、4,000台以上のキッチンカーを登録した「KITCHENCAR’S JAPAN」を運営し、キッチンカー事業の発展に貢献しています。加えて、イベント企画や飲食事業など幅広い分野での活動を行い、地域創生にも寄与しています。
災害時の食支援に対する革新的なアプローチとして、腹ぺこレスキューバッジ制度は、キッチンカーを活用した地域の防災力を高める利点があります。今後の活動に注目しましょう。