久留里線を舞台にした感動小説がトレインジャックを実施!
千葉県ののどかな田園風景を走る久留里線。このローカル線が、人気作家・高橋由太氏による新作小説『くるり駅でさよならを白黒ねこと夕暮れの町』の舞台となっています。この作品は、架空の駅「くるり駅」を訪れる人々の姿を描いた連作短編小説で、心に残る物語とともに、地元の魅力を醸し出しています。気になるのは、この小説と久留里線との関係です。
2025年9月3日(水)からの1カ月間、久留里線ではトレインジャック広告が展開され、小説の魅力を伝えるポスターやデザインが車両を飾ります。ポスターには、人気イラストレーターのげみ氏が描く装画が使用され、車内で本作の雰囲気を味わうことができます。久留里線の旅は、まさにこの小説の世界に浸ることができる貴重な体験になるでしょう。
小説『くるり駅でさよならを白黒ねこと夕暮れの町』とは
この小説では、久留里線の車内に現れる白黒のタキシード猫が案内役となり、乗客を路線図にはない「くるり駅」へと誘います。この駅には、もう二度と会えないはずの大切な人が待つという不思議な設定があり、切ない別れを抱える主人公たちの心の再生がテーマとなっています。彼らは主人公たちの苦悩や再生を通して、読者に感情の波を呼び起こすことでしょう。
久留里線の魅力
久留里線は、木更津駅から上総亀山駅までを結び、14駅中11駅が無人駅という特徴的なローカル線です。車窓から眺める田園風景や、季節ごとの彩りを楽しむことができるこの路線は、旅行者や地元住民にとって特別な存在です。さらに、久留里線自体は電化されていないため、ディーゼル列車の心地よい揺れと共に、車窓からの風景に心を奪われる瞬間が訪れます。
作中には君津市や木更津市にまつわるエピソードも散りばめられており、地元の名所や文化に触れながら物語を追体験できるのが魅力です。このような設定は、久留里線を訪れる人々に新たな視点を提供し、より深い感動を与えることでしょう。
LOVE CHIBAキャンペーン
今回はトレインジャック広告と合わせて、千葉県の書店では「LOVE CHIBA」キャンペーンも実施されます。これは、書店を対象としたディスプレイコンテストで、応募期間は9月12日(金)から10月15日(水)まで。グランプリや金賞は11月中旬に発表される予定で、地元書店の活性化を促します。加えて、トレインジャックポスターにLOVE CHIBAのスタンプを押した限定のPOPやパネルも登場する予定です。これにより、書店でも小説の世界を楽しむことができます。
読者へのメッセージ
『くるり駅でさよならを白黒ねこと夕暮れの町』は、全国の書店で好評発売中ですが、特にこのトレインジャック広告期間中はがたいへん魅力的な体験となるでしょう。列車の中で読む際は、思わず涙がこぼれてしまうかもしれません。その美しいメッセージと感情に浸りながら、久留里線の旅を心に刻む特別な時間をお楽しみください。読書とともに懐かしさが漂う町に思いを馳せる、特別な旅に出かけましょう。