2025年度の連結決算が好調
2025年度の航空業界は、インバウンド需要の高まりを受けて、全体的に明るい兆しを見せました。特に、航空機の発着回数が増加し、国際線での新規就航や増便が相次いだ結果、過去最高の発着回数を記録しました。具体的には、航空機発着回数は25.4万回に達し、外国人旅客数も2410万人と顕著に増加。これにより、全体の航空旅客数は歴代2位の水準となりました。さらに、国際航空貨物量においても過去を上回る成果を残しており、活況を呈しています。
これらの成果は空港の利用関連収入、特に旅客施設使用料や物販・飲食の売上が増加したことが背景にあります。これにより、営業収益は前年比156億円増の2794億円に達し、5期連続での増収を実現しました。 その中でも、民営化以降最高の収益を記録したことは特筆に値します。
ただし、諸物価の高騰や需要の拡大に伴い、施設運営費や古くなった設備の修繕・更新にかかるコストも増加しました。これが影響し、営業利益は前年より2億円増の425億円を計上したものの、親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産除却損などの影響で前年より80億円減の270億円となりました。
2026年度の予想
続いて、2026年度の業績予想に目を向けてみます。航空機の発着回数は、世界の経済情勢や国際情勢の不透明感があるものの、引き続きインバウンド需要の支えや国際貨物便の需要が見込まれています。これに基づき、全体で25.5万回の発着を見込んでおり、航空旅客数は4280万人を予想しています。
業績は6期連続での増収が期待されていますが、高騰する物価や施設運営費、老朽化設備の修繕・更新にかかるコストの増加により、営業利益や経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は減少する見込みです。
結びに
業績見通しや航空需要に関しては、外部環境の影響を大きく受けるため、向こうの業績が予想通りになるかは分からないという点も念頭に置いておく必要があります。こうした情報は、空港の公式ホームページでも確認することが可能です。特に「2025年度(2026年3月期)決算説明資料」を参照することで、詳細な数値や分析を確認することができます。
今後の航空業界の動向が注目される中、千葉エリアの成長とともに空港も新たな高みを目指していくことでしょう。