ファーメンステーション、B Corp認証を再取得
千葉県船橋市に本社を構える株式会社ファーメンステーションは、独自の発酵技術を駆使し、持続可能な社会の実現を目指すスタートアップ企業です。この度、同社は国際的な企業認証制度である「B Corp」から、121.5点という高いスコアで再認証を受けました。初回の認証スコア82.2点からの大幅な上昇は、企業が取り組んできた持続可能性に向けた努力の成果です。
B Corp認証とは?
B Corp(ビーコープ)は、企業の環境や社会への配慮、透明性、持続可能性などを総合的に評価する国際的な認証制度で、企業活動が社会に与えるポジティブなインパクトを測定します。2006年にアメリカで始まり、現在では102カ国以上で認証を受けた企業が存在しています。日本国内でもその認知度は高まり、注目の企業たちが続々と参加しています。
ファーメンステーションの強み
ファーメンステーションは、「未利用資源のアップサイクル」を掲げ、多様な微生物を用いた高度な発酵技術を駆使しています。最近では、廃棄される食品残さを高付加価値な機能性バイオ素材に変えるビジネスモデルを確立し、他社の環境負荷を低減する事業共創を実現しています。また、LCA(ライフサイクルアセスメント)の実施によって、環境に与える負荷を定量的に把握し、持続可能性の向上に努めています。
今回のB Corp再認証においては、以下の評価ポイントがありました:
- - 環境に優しい発酵プロセスの実施
- - イニシアティブとしての事業共創による他社の環境インパクト軽減
- - 全社一丸で学びを共有し、社会的インパクトを積極的に追求
インパクトレポートの重要性
ファーメンステーションは、年に一度、事業活動による社会的インパクトをまとめた「インパクトレポート」を発行しています。2024年版では新たなインパクトモデルも策定されており、未利用資源を利用した取り組みがどのように社会に貢献しているかを可視化しています。この取り組みは、企業の真剣さを証明し、顧客やパートナーとの信頼関係を築く手助けにもなります。
今後の展望
ファーメンステーションはB Corp認証を自身の活動の「ものさし」として捉え、事業活動を通じて社会や環境にポジティブな影響を与え続けることを目指しています。特に、食品ロスや未利用バイオマスの活用は、持続可能な未来に不可欠なテーマです。今後も発酵技術を進化させ、地域循環型社会の形成に寄与していくことでしょう。
企業の成長に伴い、得られた知見やノウハウを社会に還元することが期待されています。ファーメンステーションのない未来など考えられず、彼らの取り組みがこれからも注目され続けることは間違いありません。
企業情報
株式会社ファーメンステーション
- - 所在地: 千葉県船橋市北本町1丁目17番25号
- - 代表者: 酒井里奈
- - 事業内容: 発酵を利用した未利用バイオマス由来のバイオ素材の研究開発、製造
詳しい情報は、
公式ウェブサイトをご覧ください。