そろばんで育む力
2026-03-17 11:36:02

そろばん学習が育む非認知能力と自己肯定感の関係に迫る調査結果

そろばん学習が育む非認知能力と自己肯定感の関係



はじめに


千葉県に本社を置く株式会社イシドが、埼玉大学教育学部の松原和樹准教授と連携して行った調査が注目を集めています。この調査では、そろばん学習が生徒の非認知能力、特に自己肯定感や忍耐力にどのような影響を与えるかを探るため、1,720名の生徒を対象にした実態調査が行われました。この結果は、教育現場において非常に重要な示唆をもたらすものとなっています。

調査の背景


株式会社イシドは全国に「いしど式そろばん教室」を展開し、教育の質向上を目指しています。その一環として行われた本調査では、そろばん学習への好意度と非認知能力の関連が分析されました。調査結果は、そろばんを学ぶことで自己肯定感が醸成される可能性があることを示しています。

主な調査結果


1. 自己効力感と忍耐力の向上
調査によれば、78.5%の生徒が「頑張れば自分にもできる」と自信を表明しており、これは小さな成功体験の積み重ねによって育まれた結果と考えられます。具体的には、そろばんを通じて「できた!」という成功体験を重ねることで、自然と自信がつき、将来の夢や目標に挑戦する意欲が高まることが示唆されています。

2. 算数に対するポジティブな態度
さらに、72.7%の生徒が「算数が得意」と回答しており、そろばん学習が得意科目への転換を後押ししている可能性があります。対照的に、そろばんを学んでいない兄弟と比較すると、算数に対する肯定的な態度がより強く示されました。これは、そろばんの学習が算数に対する心理的ハードルを下げる効果があることを示しています。

3. 親子の評価一致
学習成果の可視化により、親子間での評価が一致する傾向も見られました。これは、親が子どもの努力や成果を適切に認識できることで、共に喜びを分かち合う良好な環境が作られることを示しています。

保護者の声


調査の過程で得られた保護者の意見からは、子供の成長を実感する声が多く寄せられました。「先生の支えで続けられ、そろばんが好きになった」との感想は、成功体験が自信を生むポイントであることを物語っています。また、「悔しさを抱きながらも挑み続ける姿」に感動する保護者も、多くの経験を通じて子どもが強くなる姿を見ています。

専門家の意見


埼玉大学の松原准教授は、調査結果に注目し、「そろばん学習を単なる計算技能の習得ではなく、非認知能力の向上に資する一つの手段として評価する余地がある」と述べています。教育の多様性が進む現代において、この観点が今後の教育実践に役立つと期待されています。

今後の展望


この調査は生徒や保護者の自己報告に基づく横断的なものであり、因果関係を断定するものではありません。今後は、同一の生徒を対象とした経年変化に関する追跡調査を行う計画があり、より高い信頼性を持つデータを提供していく予定です。

最後に


この調査は、そろばん学習が生徒たちの非認知能力に与える影響の重要性を示しています。教育はただの知識を超え、人格形成にも大きな役割を果たすものであることを改めて考えさせられる結果となりました。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: 自己肯定感 そろばん 非認知能力

トピックス(習い事)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。