市原歴史博物館企画展「ここまでわかった市原郡衙」
千葉県市原市に位置する市原歴史博物館では、2024年6月24日から7月21日まで特別企画展「ここまでわかった市原郡衙―古代いちはらの官衙遺跡―」が開催されています。この展覧会は、近年の発掘調査で得られた新たな知見に基づき、古代の役所である「市原郡衙」について多角的に探求するものです。
郡衙とは?
「郡衙」とは、奈良時代や平安時代に地方行政を行っていた役所のことを指します。現代の市役所に相当し、それぞれの郡の統治の中心となる重要な施設でした。この企画展では、市原市郡本に存在した郡衙の実態を解明するために、多様な関連資料が展示されています。
展示内容の概要
展示されている資料には、市原厨の復元模型や、銘墨書土器のレプリカ、金銅製帯金具、さらには古代の人形などが含まれています。それぞれの資料は、古代いちはらの人々の生活や文化を知るための貴重な手がかりとなります。
また、展示を通じて、来館者は市原郡衙の歴史的な役割や、残された遺跡が持つ意味について、新たな視点を得ることができるでしょう。
定期イベントも充実
企画展の開催に合わせ、関連するイベントも数多く用意されています。例えば、6月29日(日曜日)には「市原郡衙の展開」というテーマの、いちはら郷土学習講座が行われます。この講座では、市原郡衙の歴史背景や発展について学ぶことができ、参加者は考古学や歴史に対する理解を深める機会となるでしょう。
さらに、7月6日(日曜日)には「古代のまじない人形づくり」の特別体験イベントが予定されており、参加者は実際に古代の人形を作成するというユニークな体験ができます。また、7月13日(日曜日)には特別展示解説会も開催され、専門家から直接解説を受けることができます。
毎週日曜日にはミニ展示解説会があり、来館者は自由に展示についての質問をしたり、更に詳しい説明を受けたりすることができます。
来館者特典も魅力的
また、展示会の期間中には特別な来館者特典として、オリジナルミニカードやオリジナルポストカードが配布されます。これらの特典は、訪れた記念となることでしょう。
市原歴史博物館は、歴史や文化に興味のある方々にとって、非常に魅力的なスポットです。ぜひこの機会に、古代の謎を解き明かす旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
市原歴史博物館への訪問は、古代いちはらの官衙に思いを馳せる新たな体験となることでしょう。興味がある方は、公式ウェブサイトをチェックして詳しい情報を確認してみてください。