三良坂学園の挑戦
2026-03-12 11:21:55

三良坂学園が今、子どもたちに伝えた「自分にできること」

三良坂学園が今、子どもたちに伝えた「自分にできること」



2026年3月2日、広島県三次市にある三良坂学園小中学校で「世界とつながる学び」をテーマにした3R-Forum講演会が行われました。この講演会では、これまで三良坂学園が取り組んできた海外との探究活動を振り返るとともに、代表の中村雄一氏が、世界の紛争や貧困の現場で子どもたちの学びがどのように活かされているのかを伝えました。彼のメッセージは、「平和は願うだけではなく、自分自身ができることから応援できる」というものでした。

子どもたちの実践が生んだ国際理解



三良坂学園では、地域の文化や産業を学びの出発点にして、広島のお好み焼きのルーツを調査したり、地域企業と連携したバッグ制作やオリジナルクッキー作りなどを行ってきました。このような取り組みは、ケニア、シリア、カンボジア、ルワンダ、東ティモールなどの国々との文化交流や教育支援へと広がっています。

3R-Forum講演会の意義と成果



今回の講演会では、三良坂学園の児童生徒たちが、彼らの作成した教材やアイデアがどんな形で海外で活用されているのかを共有しました。児童生徒たちは、自分たちの取り組みが誰かの笑顔や学びに繋がることを実感し、「自分たちにも世界を支える力がある」という意識が育ちました。

なかよし学園が進める「世界とつながる学び」は、国内の学校で生まれた成果を海外で実施し、その反応を再び教室へ戻す往還型学習(CoRe Loop)として展開されています。このモデルは、すでに全国50校以上で実施され、2025年度には経済産業省の支援を受けた事業として更に推進される予定です。

国内外の教育現場との連携



この教育モデルは、国際教育の知見を基盤として、UNESCOおよびEuropean Agency for Special Needs and Inclusive Educationによって「Inclusive Education in Action」として紹介されています。このように、地域から出発した学びが世界と接続し、再度地域に価値を還元する構造は、今後の教育実践の好例として注目されています。

講演会で中村雄一氏は、子どもたちの活動がどのように世界各地の現場で利用されているのかを具体的に紹介し、「世界を変えるのは特別な誰かだけではなく、今ある自分にできることが大切」と力説しました。

子どもたちの声が未来を創る



三良坂学園の児童生徒たちは、地域の食や文化を通じて海外の子どもたちと繋がる経験を重ねてきました。この講演会は、単なる学校行事に留まらず、平和や共生を考える機会を提供しました。

2025年度には、子どもたちが自分たちの「世界が平和になる教材」を探究し、その結果をなかよし学園に託します。これにより、制作された教材の価値を高め、現地学習者と日本の児童生徒双方に教育効果をもたらすことを目指しています。また、三良坂小学校から繋がる瀬尾駿介先生がなかよし学園のメンバーとして参加し、現地での体験を通じて教室へフィードバックを行っています。

教員の感想と意見



教員たちからの意見も多く寄せられました。中学校の教員は、「生徒たちの意見を聞きながら学び合う時間がとても充実していました」と語り、小学校の教員は、「ディスカッションが楽しかった」と、子どもたちの反応からの学びを実感したことを述べました。

また、中国新聞の『ヤングスポット』に掲載された中学生の意見文には、多様な視点から平和について考える重要性が記されており、子どもたちがグローバルな視点を持って行動する姿勢が示されています。

今後の展望



なかよし学園は、今後も三良坂学園をはじめとする全国の学校と協力し、地域で培った学びを世界へ届ける実践を進めてまいります。この取り組みを通じ、子どもたちの自己効力感や共生の力を育む教育を一層深化させていくことを目指しています。


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