ホシザキの新たな展開
2025-06-13 08:59:20

ホシザキ、米国の食品ショーケースメーカー買収で事業拡大を図る

ホシザキの戦略的買収



日本に本社を置くホシザキ株式会社が、アメリカ合衆国の大手食品ショーケースメーカー、ストラクチュアル・コンセプツ・コーポレーション(SC)を買収することを発表しました。この合併契約の締結は、インフラの拡充とさらなる成長を目指すホシザキの新たな一歩となります。買収は、2025年7月末にクロージングを予定しており、米国の規制当局の承認を経て実施される見込みです。

ストラクチュアル・コンセプツの概要



ストラクチュアル・コンセプツは、ミシガン州ノートン・ショアーズに本社を置き、1972年から高品質の食品陳列用ショーケースを製造しています。スーパーやコンビニエンスストア、レストランなどを主な顧客とし、冷凍や冷蔵、温蔵用のショーケースを幅広く展開しています。その技術力により、米国内製造で高い収益性を上げながら、市場における地位を確立しています。特に、持続可能な開発目標を前提にした自然冷媒の使用や自動精算機の導入といった革新も推進しています。

ホシザキのグループシナジー



この買収によりホシザキは、これまでの米国市場での製品ラインナップを大幅に拡充させることが可能になります。ホシザキは、業務用冷蔵庫や製氷機、飲料ディスペンサーなど、多岐にわたるフードサービス機器を提供しており、グループ内での販売チャネルの共有を通じて、新たな市場開拓が期待されています。また、生産部材の共同購入やサービスネットワークの共有が促進され、業務の効率化が図られるでしょう。

買収の手続きと今後の展望



ホシザキは、米国の連結子会社であるHOSHIZAKI USA HOLDINGS INC.(HAHD)を通じて、SCの親会社を取得する形で買収を進めます。このプロセスには「逆三角合併方式」が用いられ、SCの株主に現金が支払われる仕組みになっています。この方法により、HAHDはSCの完全子会社を目指し、グループ全体の競争力を高める戦略を取っています。

結論



70年代から続くストラクチュアル・コンセプツの豊富な経験とホシザキの持つ技術とリソースを結集することで、興味深い成果が期待されます。持続可能性やイノベーションにも取り組む姿勢で、業界内でのさらなるプレゼンス向上に寄与していくでしょう。今後の動向から目が離せない、ホシザキのさらなる挑戦を楽しみにしています。


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