千葉商科大学大学院、会計ファイナンス研究科が2026年度入学定員を拡大
千葉商科大学(所在地:市川市国府台)は、大学院会計ファイナンス研究科の入学定員を2026年度より82名に増加させることを発表しました。これは、ますます多様化する社会のニーズに応えるための新たな取り組みです。
専門職人材の育成を目的としたカリキュラム
本研究科は、会計、税務、ファイナンスの3つの専門コースを提供しており、基礎から応用までを体系的に学べるカリキュラムが特徴です。これまでに1,100名以上の高度専門職業人を育て上げてきた本研究科は、十分な経験を持つ教授陣が学生を指導しています。
デジタル化が求める新たな専門職
最近では、デジタル化や社会構造の変革が進行しており、思考力や課題解決能力、倫理観を備えた専門職人材の需要が高まっています。金融庁が発表したデータによると、公認会計士試験を受ける人の数は増加傾向にあり、2025年には過去10年間でトップとなる見込みです。また、昭和庁が発表した税理士試験の受験者数も前年から増加すると報告されています。
これらの背景から、専門スキルの修得やリカレント教育に関心が高まってきていることは明らかです。近年では、同研究科の入試出願者数も前年の約2倍に達しています。
今後のグローバルな視野を持った専門職の育成
入学定員の拡大により、より多くの学生が多様な課題に対応できるよう、専門職の育成を進めることを目指しています。具体的には、2026年度に向けて、記し通りの入学定員の変更が行われます。
科目 | 現行 | 変更後 |
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1年生 入学定員 | 70名 | 82名 (+12名) |
2年生 入学定員 | 70名 | 82名 (+12名) |
総収容定員 | 140名 | 164名 (+24名) |
この変更は、2026年度から適用され、154名の学生が受け入れられるようになります。最大24名の増加は、教育の質を維持しながら、幅広い学びの機会を提供することを目的としています。
幅広い学びのスタイル
さらに、会計ファイナンス研究科ではオンライン授業も活用しており、特に税務プロフェッションコースにおいては、完全オンラインでの修了が可能となっています。ただし、一部の論文指導や最終試験では、キャンパスへの登校が必要です。
また、マルチディグリー制度を利用すれば、2つの学位を最短3年間で取得することも可能です。さらに、一定の条件を満たす方には、学費の約45%を給付する専門実践教育訓練給付金制度も設けています。
本研究科の詳細については、千葉商科大学の公式ウェブサイトを訪れて、情報を確認してみてください。社会の変化に対応した新たな学びの形がここにあります。