市原歴史博物館 特別展「うまれかわりの旅」
2025年の秋、千葉県市原市の市原歴史博物館で特別展「うまれかわりの旅―いちはらと出羽三山信仰―」が開催されます。この展覧会は、江戸時代から続く出羽三山信仰の足跡をたどり、4世紀にもわたる歴史を探訪する貴重な機会となります。
展覧会の目的と内容
本特別展では、市原市の出羽三山信仰に関連した資料を通じて、地域の信仰文化に迫ります。展示されるのは、山形県の出羽三山歴史博物館から借用された重要文化財の銅鏡(羽黒鏡)や、地域の講から見つかった新発見の大日如来の坐像、大絵馬など。また、一般には見ることのできない特別な資料も多数公開されます。
例えば、羽黒山の御手洗池で出土した羽黒鏡や、出羽三山への登拝の記録を分析した数百年のデータは本展の目玉です。
限定バスツアーと体験イベント
さらに、特別展と連動した多彩なイベントも企画されています。事前申込制の「市内の三山信仰足跡をたどるバスツアー」では、普段は公開されていない上高根地区の信仰施設や供養塚を巡る特別な体験ができます。
また、千葉大学デザイン文化計画研究室とのコラボレーションによる「せっけん鏡づくり」体験もあり、伝統的な技術を体験できる貴重な機会となっています。
関連イベントと講演会
特別展の期間中には、実演展示や特別講演会も行われ、地域の文化をより深く理解するためのプログラムが豊富に用意されています。11月には、伝統的な音楽である「大塚ばやし」の実演や、信仰の背景に迫るトークも予定されています。
12月には、「なぜ出羽三山を目指すのか」というテーマで特別講演会が開かれ、著名な講師による講演が行われます。市原の歴史に深い興味を持つ方々にとって、絶対に見逃せないイベントです。
展覧会の概要
- - 会期: 2025年10月11日(金)~12月14日(日)
- - 会場: 市原歴史博物館 企画展示室
- - 観覧料: 一般600円、高校生500円、中学生以下は無料(特別展と常設展にて観覧可能)
特別展「うまれかわりの旅」は、市原市と出羽三山信仰の関係を新たな視点で発見できる貴重な機会となります。ぜひこの機会に、市原の歴史と文化に触れ、さらなる理解を深めてください。特別展開催の詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。
公式ウェブサイトより、イベントの詳細を確認の上、ぜひご参加ください。