なかよし学園が新たな教育プログラムを開始
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト(代表:中村雄一)が、2026年4月1日より新年度版「世界とつながる学び(CoRe Loop)」のプログラムを開始しました。このプログラムは、探究・平和・包摂をテーマにした教育プログラムで、日本の教室での教材やアイデアを、海外の教育現場へとつなげる新しい形の学びを提供します。
教室での問いが世界の課題を解決する
「世界とつながる学び」の特長は、遠くの世界で起きている紛争や貧困、教育格差といったテーマを、生徒にとって「自分のこと」として捉え直すことにあります。生徒たちは自らの興味や得意なことを基に、解決すべき課題に対して仮説を立て、具体的な行動へと結びつけることが求められます。
例えば、紛争地域の様子を理解するために調べたり、どのように貢献できるかを考えることが促されます。こうした活動の成果は、実際に海外での教育現場や支援活動で利用され、彼らの学びが国際的な影響を持つことになります。これにより、生徒は自身の学びが社会に貢献できることを実感し、より深い学びにつながります。
Google Classroomを活用した新たな運営体制
2026年度版のプログラムでは、Google Classroomを中心に運営体制が強化され、各参加校の進捗や授業作りに関する相談がリアルタイムで共有できるようになります。これにより、参加校は個別の課題を他校とも共有しながら、より効率的に授業を進めることが可能となります。
また、なかよし学園が海外で実施する活動の結果が各校にフィードバックされ、生徒たちは世界での実践を間近に感じることができるようになります。これにより、先生方も授業設計を進めやすくなり、教育の質の向上が期待できるのです。
教育を通じた成功体験の重要性
このプログラムの導入により、生徒たちは単なる知識の獲得だけでなく、実体験を通じた成功体験を得ることができます。「自分の学びが誰か役に立つ」ことを実感する過程は、生徒の自己肯定感を高め、さらに主体的な学びを促進します。
実際に、過去の参加校では生徒たちが作成した教材が、海外で使用される工程が多数見られました。例えば、広島市の特別支援学校の生徒が制作した平和啓発ポスターが、ルワンダの子どもたちと共同で展覧会に出展されるなど、活動が国境を超えて広がっています。
より多くの学校での導入が期待される
なかよし学園の「世界とつながる学び」は、すでに2025年度に全国展開され、50校以上、1万人以上の生徒や教職員が参加してきました。2026年度版は、この実績を基に、さらに多くの学校に導入されることが期待されています。
教室での学びから実社会での行動へと進化するこのプログラムは、生徒にとっても教員にとっても新たな学びの可能性を開くものであり、今後の教育改革の一翼を担っていくことでしょう。
未来の教育を切り開く手段
今後もなかよし学園は「学びが世界とつながる教育」を全国に広めていく予定です。生徒たちが教室での学びを通じて世界の平和活動に取り組む姿勢を養い、未来を見据えたリーダーシップを育てることが重要です。この新しい試みが、探究学習をより実践的、そして社会に寄与する形で進化させることを期待しています。