ストレージ王が進める環境に優しいトランクルーム再利用プロジェクト
千葉県市川市に本社を置く株式会社ストレージ王は、トランクルームの企画・開発・運営に取り組む企業です。最近、環境に配慮した新たな取り組みとして、東京都足立区の「谷在家トランクルーム」で使用されていた20フィートコンテナを静岡県袋井市の「袋井湊トランクルーム」に移設し再利用するプロジェクトを実施しました。この活動は環境負荷の低減と資源循環の促進を目指しています。
コンテナの再利用によるCO₂削減
通常、トランクルームには新規に製造されたコンテナが輸入されることが一般的です。しかし、今回のプロジェクトでは、国内で使用されていたコンテナを再活用することで、製造および輸送に伴うCO₂排出を大幅に削減することを目指しています。具体的には、以下のような評価がなされています。
CO₂排出量評価
ストレージ王の取り組みは、国土交通省と経済産業省のガイドラインに基づいて、排出量を評価しました。こちらがその概要です。
スコープ | 内容 | 排出量(kg CO₂) |
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Scope 1 | 国内トラック輸送(東京から袋井) | 49.3 |
Scope 2 | 塗装作業に伴う電力使用 | 32.00 |
Scope 3 | 新品コンテナ製造を回避 | 63,360.00(削減) |
Scope 4 | 海上輸送回避 | 1,056.00(削減) |
合計で、再利用によるCO₂純削減量は64,334.70 kgとなり、これは約17台の乗用車が1年間に排出するCO₂量に相当します。
取り組みの意義
このプロジェクトは、環境に配慮しただけでなく、地域経済にも貢献しています。地元の塗装業者と連携し、地域の活性化を図ることも目的としています。ストレージ王は、以下のような社会的・環境的意義を持つと考えています。
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資源循環の促進: 鉄鋼廃棄物の削減と再資源化。
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サプライチェーン最適化: Scope3の排出削減により、ESG評価の向上。
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地域貢献: 地元業者との協力による地域経済活性化。
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持続可能な物流モデルの構築: 再利用による環境負荷の低減。
店舗情報
この新しいトランクルームは、2025年6月24日にオープン予定です。
- - 名称: ストレージ王 袋井湊トランクルーム
- - 住所: 静岡県袋井市湊字三升574-2
- - アクセス: JR御厨駅から車で約15分、国道150号線沿いの「湊東交差点」近くに位置しています。
公式サイト:
ストレージ王袋井湊トランクルーム
今後の展望
ストレージ王は、今後も全国のトランクルーム拠点でコンテナの再利用を推進し、環境負荷の削減と地域社会への貢献に努めていきます。特に、Scope3の排出量削減を重視し、サプライチェーン全体の最適化を図ることで、CSRおよびESG経営の実践に寄与していく考えです。
会社概要
ストレージ王は、顧客の資産価値向上を通じて持続可能な未来を共創することを目標としており、全国に205店舗を運営し、トランクルームビジネスを展開しています。これからの時代に合わせたサービスを提供し、便利で快適な空間作りに貢献することが私たちの使命です。