誰でもチャレンジできる場所「Twelve Surf」が九十九里にオープン
九十九里町に新たにオープンするサーフショップ「Twelve Surf」は、障害のある方やサーフィン未経験者、そして一般のサーフィン愛好者たちも気軽に挑戦できるスポットとして注目を集めています。このライトな雰囲気のショップを率いるのは、プロサーファーの植草祥悟氏。彼は自身が指定難病「特発性後天性全身性無汗症(AIGA)」を抱えながらも、サーフィンの魅力に取りつかれ、その道を進んできました。
植草祥悟のサーフィンとの出会いと挑戦
植草氏は5歳のときに右足を負傷し、スポーツを断念しかけた時期がありましたが、海との出会いによってサーフィンに目覚めました。彼はサーフィン競技に本格的に挑戦し、2024年度には日本サーフィン連盟(JPSA)からプロ認定を受けるという素晴らしい成果を収めます。ただし、彼の人生には様々な苦難が伴いました。プロとしての道を歩む前に、自身の病気の診断を受け、日常生活にも支障をきたす状況となりました。しかし、サーフィンへの情熱は変わらず、彼は病と共存することを選びます。これにより、誰もが挑戦できるサーフィンの場を作るという使命に燃え、「Twelve Surf」の開設を目指しました。
セミオープンとクラウドファンディングの実施
現在「Twelve Surf」では、クラウドファンディングを実施中。オープンに向けた施設や設備の資金を募集しており、支援者にはオリジナルアイテムやレッスン動画などのリターンも用意されています(詳しくは
こちら)。
ビデオフィードバックを使ったレッスン
「Twelve Surf」では、4K対応カメラとドローンを使用したレッスンを提供する予定です。技術向上にはビデオフィードバックが有効で、レッスン後に撮影した映像を見ながらフォームや技術を改善します。参加者は、自分の進歩を視覚的に確認できるだけでなく、その映像をSNSでシェアすることで、仲間との交流や新たな挑戦への意志が生まれやすいでしょう。
誰もが安心して楽しめるサーフィン環境
このショップの最大の特徴は、誰もが安全に楽しむことができる環境を整えていることです。初心者はもちろん、障害や病気を持つ方々に向けたバリアフリー設備や、マンツーマンでの指導を大切にしています。こうした支援の下で、参加者は「自分も波に乗れる」という体験をすることができます。
受講者の声
ここでサーフィンに挑戦した受講者は、様々な感想を寄せています。ある受講者は「初めて波に乗れた瞬間の感動が忘れられない」と語り、自信を深めたと述べています。また、別の方は「サーフィンは難しいが、波に乗ったときの喜びはその苦労を超える」と言います。このように、挑戦の中から得られる感動は計り知れません。
今後の展望
今後、Twelve Surfでは障害者向けの定期スクールや地域の子どもたちとの交流イベントを開催する予定です。単なるサーフィンショップではなく、「誰もが安心して挑戦できるサーフィンコミュニティ」として成長を目指しています。皆さんもぜひ、その一員となって新たな挑戦の舞台でサーフィンを楽しんでみませんか?
Twelve Surfの詳細
Twelve Surf(トゥエルブサーフ)は千葉県九十九里町で2022年にオープンした、プロサーファー植草祥悟が運営するお店です。公式サイトやSNSで最新情報をチェックして、サーフィンの楽しさを見つけてみてください。
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