概要
地域活性化を目指す株式会社フューチャーリンクネットワーク(FLN)は、茨城県鉾田市との新たなコラボレーションを発表しました。VTuberたちと共同で、この美しい自然豊かな鉾田をPRするための「シティプロモーション業務」を次期年度に向けて進めています。具体的には、地元の農家との協力により、VTuberの楽曲と共に育ったさつまいもを使用したスイーツが発表され、2025年12月からふるさと納税の返礼品として提供されます。
鉾田市とFLNの取り組み
茨城県鉾田市は農作物の生産が盛んな地域として知られており、特にメロンやいちご、さつまいもなどの生産量は全国でもトップクラス。農林水産省のデータに基づくと、平成26年から令和5年の10年間、野菜部門で第1位を誇る市町村です。FLNは、このような地域の豊かな資源をまだ知られていない多くの人々に届けるため、VTuberたちと連携し、スイーツを開発することに決定しました。
商品の詳細
開発されたスイーツの名前は「ななしホコタルト」。これは鉾田市の「米川農園」で栽培されたさつまいもを使用し、VTuberの楽曲を聴かせながら育てられた特別な素材です。楽曲はVTuberグループ「ななしいんく」に所属するメンバーたちによるもので、「はねる or Die」や「バタフライエフェクト」など、地域の魅力を感じさせる音楽とともに作られています。
製造は「鉾田フルーツチーズケーキ」という地元の人気店が行っており、主な原材料にはさつまいも、クリームチーズ、鶏卵、小麦粉、そしてサワークリームなどが含まれます。これにより、味わいはもちろん、素材の持つ魅力を最大限に引き出す工夫が施されています。
今後の展望
FLNはこのプロジェクトを一回限りではなく、来年の3月までの間に合計3回のコラボ商品を開発する計画を立てています。これは鉾田市の特色ある農作物を様々な形で楽しむことができる機会を提供し、地域の魅力を引き出すものになります。
まちスパチャプロジェクト
また、この取り組みは「まちスパチャプロジェクト」の一環として行われています。このプロジェクトは特に若い世代に向けて地域の魅力を発信することを目指しており、VTuberが地域活性化を進める新しい試みです。これまでにも八幡平市や新見市など、全国各地の自治体と連携し、様々なコンテンツが制作されています。
最後に
「ななしホコタルト」は2025年12月10日から鉾田市のふるさと納税の返礼品として利用可能です。ふるさと納税によって、もっと多くの人に鉾田市の素晴らしさを知ってもらい、地域活性化を促進する手助けができることを願っています。地域とVTuberが協力し生まれたこのスイーツ、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。