千葉大学生がフェアトレードの魅力を広める!
千葉大学環境ISO学生委員会は、2022年度に始まったフェアトレード推進活動を2024年度も続けています。この活動の目的は、フェアトレードの重要性を地域に伝えることであり、その一環として、3月20日(木・祝)に千葉公園で開催される「おいでマルシェ」に出展する予定です。
フェアトレードへの想い
環境ISO学生委員会は、2017年度より京葉銀行と協力し、環境保護や持続可能な開発目指すプロジェクトを推進しています。この活動の中で、フェアトレードの普及は特に重要であると位置づけられ、学生たちの発案で具体的な取り組みが始まりました。2024年度からは独立したプロジェクトとして、より多様な活動を展開しています。
これまでの歩み
2022年度
最初の年度には、フェアトレードの理解を促進するためにぬりえ絵本とリーフレットを作成し、配布しました。
2023年度
前年の取り組みを基に、千葉市のフェアトレードタウン認定を後押しする企画が実施され、多くの市民にフェアトレードの意義を伝えました。
2024年度の活動計画
2024年度には、様々なイベントに出展し、ポスターやワークショップを通じてフェアトレードの啓発を行います。スケジュールには以下のイベントが含まれています。
- - 5月24日:ちばフェアトレードマーケット(千葉市役所市民ヴォイド)
- - 6月8日:おいでマルシェ(千葉建設工業おゆみ野店)
- - 7月26日:おいでマルシェ(博全社美浜儀式殿)
- - 10月6日:ちばフェアトレードマーケット(千葉公園芝庭)
- - 3月20日:おいでマルシェ(千葉公園前広場)
出展内容としては、ぬりえ絵本の配布や、フェアトレードに関するクイズ、麻ひもを使ったミサンガ作りなどのワークショップを予定しています。子ども向けに楽しく学べる内容を用意し、多くの人が参加することを期待しています。
学生自ら学ぶ活動
啓発活動を行うためには、フェアトレードについて深く理解する必要があります。千葉大学の学生たちは、ローカルな取り組みや障がい者就労支援、企業のフェアトレードへの取り組みなどを学び、事業者へのインタビューを通じて知識を深めています。これは、フェアトレードの普及には、地域の特性を理解することが欠かせないからです。
地元での販売活動
近年の活動の一環として、学生たちは千葉市のフェアトレード事業者と協力し、千葉大学生協でフェアトレード商品を販売しました。2025年1月には10営業日という短い期間でしたが、89点の商品が売れました。ここで販売された商品たちは、地元で生産されたものであり、学生たちの手作りポスターもお店を彩りました。
企画を統括した学生のコメント
文学部に所属する学生、小藤那奈子さんは「今年でフェアトレード企画は3年目に入り、規模が拡大しました。学生仲間19人と共に活動できたことに感謝しています。子どもたちに楽しく学んでもらうためのワークショップを通じて、フェアトレードの大切さを少しでも知ってもらえれば嬉しいです」と語ります。
千葉大学環境ISO学生委員会について
千葉大学環境ISO学生委員会は、2003年に設立され、ISO14001の国際規格を駆使しつつ、環境活動を学生主体で行っています。毎年約200名の学生が参加し、地域への環境教育やエコ活動を行っており、昨今ではSDGs達成に向けて企業との連携も強化しています。公式サイトでは、これら活動の詳細や参加方法、イベント情報などが掲載されています。
この千葉大学の活動は、持続可能な未来を築くための大切な一歩です。地域の方々と共に、フェアトレードの理解を深め、実践へとつなげていきましょう。