防災教育の新たな挑戦
2026-08-31 10:53:14

千葉商科大学と地域が育む防災教育、ルワンダでの実践から得た学び

千葉商科大学と地域が育む防災教育とルワンダでの実践



千葉県松戸市に拠点を置く特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトが、千葉商科大学の学生たちと松戸市の小中学生と共同制作した「PEACE防災カルタ」が、2026年8月、アフリカのルワンダの教育現場で実践されました。このプロジェクトは、地域と世界を往復しながら学びを深める「大学連携型の社会実装」として機能しています。

PEACE防災カルタの背景



この「防災カルタ」は、2026年7月22日に千葉商科大学でホストされた「PEACE防災カルタ2026 in 千葉商科大学」というイベントで制作されました。参加者は大学生、小中学生、大学教員、NPOの関係者たちで、災害時にどのような言葉やイラストで情報を伝えるかという課題に取り組みました。特に、名詞や動詞を絵札で表現し、読み札で簡潔な言葉を用いることで、災害時に必要な行動を伝えやすくすることを目指しました。

ルワンダでの実践



防災カルタは制作から約2週間後にルワンダへ渡り、Kibagabaga Primary SchoolとMiyove地区で実施されました。この過程では、外国語と異なる文化背景を持つ受け手に伝わるかどうか、各々の地域で実際に使われるかどうかが検証されました。

Kibagabaga Primary Schoolでの授業



2026年8月6日、ルワンダのKibagabaga Primary Schoolで行われた初回実践では、子どもたちが絵札を使って防災を楽しく学びました。日本から参加した学生が現地の子どもたちと共にカードを使って遊びながら、防災の大切さを伝える姿は、言葉の壁を越えたコミュニケーションの成功例です。絵から伝わる表情や危険を描いた記号が、言葉の障害を乗り越える手助けとなりました。

Miyove地区でのコミュニティ活動



続く8月11日にはMiyove地区での実施が行われ、子どもだけでなく、保護者や地域住民が一堂に会しました。彼らは防災カルタを通じて、災害時における行動や普段からの備えについての知識を共有しました。無邪気な子どもたちと真剣な大人たちが共に対話することで、地域の防災への関与が深まりました。

教材の成長と今後の展望



今回の取り組みは、単なる教材の制作に留まらず、それを実際に使う過程での学びの重要性を強調しています。KibagabagaとMiyoveの仕組みを活かし、現地の教員が次に繋げる形にすることで、教育のサステナビリティが確保されます。また、この取り組みを通じて日本の地域防災に戻り、さらに改善を図る試みもなされています。

千葉商科大学が実施したこのプロジェクトは、一つの教材が異なる地域でどのように作用し、役割を果たすのかを検証する重要な機会となりました。地域の子どもたちや学生たちの考えた情報表現が世界で生かされることで、受動的な学びから能動的な学びへと変化していくことが期待されています。これからも継続的に改善を進め、地域の防災教育力を高めていく意義ある活動として注目されます。


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