ねことわたしの終活イベントでペットとの向き合い方を考える
2026年2月14日、千葉県南房総市の真野寺で、「森で考える、ねことわたしの終活」と題したイベントが開催されました。このイベントは、獣医師発のキャットフードブランド、株式会社uniamと、循環葬を手がけるat FOREST株式会社が共同で実施したもので、ペットと飼い主の終活について考える貴重な機会となりました。
当日は、愛猫の健康を守るための食事や、新たな埋葬方法についての意義が深く掘り下げられ、参加者にはペットとの最後の過ごし方についての新たな視点が提供されました。このイベントは、多くの飼い主が抱える「愛猫にいつまでも健康でいてほしい」という願いと、亡くなった際にどのように最後を迎えさせてあげるかについて考える場として、重要な意味を持っています。
イベントの背景
今回のイベントは、愛猫の「生」と「死」をテーマにしています。具体的には、愛猫がいつまでも健康でいるためにはどうすべきか、そしてもしもの時にどのように送るべきかを考えることが目的です。ユニアムは、猫の身体特性に基づいた栄養学を取り入れ、野生に近い食事を提供することで愛猫の健康を支援します。一方、循環葬は、死亡した愛猫を自然に還すことで、ペットの死を悲しみだけでなく、新たな生命の一部として捉える選択肢を提供しています。
2つのトークテーマ
イベントでは、ユニアム代表取締役で獣医師の杉本亜衣氏と、at FORESTの代表取締役・小池友紀氏が登壇し、以下の2つのテーマでクロストークが行われました。
1.
栄養学と健康寿命について
杉本氏は、猫のDNAがトラと95.6%同じであることを示し、高タンパク質・低糖質の食事が猫にとっていかに重要であるかを説明しました。日々の食事が愛猫の健康寿命にどのように影響するのか、そしてそれが最期にどうつながるのかを具体的に考察しました。
2.
循環葬の新たな選択肢
小池氏は、自身の愛犬を見送った経験に触れ、従来の埋葬方法への違和感を語りました。自然に還る循環葬の意義や、死を「終わり」としてではなく「自然の一部へ還ること」として捉える視点を参加者に伝えました。準備をしてお別れをすることは、飼い主自身の心のケアにもつながる重要なポイントです。
参加者の熱気と質疑応答
参加者からは、愛猫家ならではの切実な質問が多数寄せられました。「生肉をあげても問題ないのか?」「ペットと同じ場所で眠りたい」など、多くの疑問について、杉本・小池両氏が専門的な知見をもとに真摯に回答しました。その様子は、参加者の愛猫に対する思いの深さを物語っていました。最後の質疑応答の時間では、「高齢猫への食事の工夫」や「多頭飼いの埋葬方法」についての具体的な悩みが交わされ、熱気を帯びたディスカッションが展開されました。
おわりに
このイベントを通じて、参加者は愛猫との「生」と「死」を見つめ直し、お互いの心の距離をより近づけることができたようです。満開のミモザの下で行われた森の見学も、この特別なイベントの思い出を深める一助となりました。
今後も、ペットを大切に思う全ての人々にとって役立つ情報や機会を提供していくことが期待されます。