岡山大学陸上競技部・石本さん、デフ日本選手権で優勝し新記録樹立

岡山大学の若きアスリート、石本龍一朗さんの快挙

2024年11月29日から12月1日の間、東京都・駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催された「第21回日本デフ陸上競技選手権大会」。そこで岡山大学陸上競技部の石本龍一朗さんが男子400mHで見事な優勝を飾りました。この大会は、彼にとって初めての全国大会でありながら、56秒45という素晴らしい記録で大会新記録を樹立しました。

デフスポーツとは、聴覚に障がいがある選手たちによって行われる競技であり、スタートにはピストルではなく、スタートランプを用います。初めてのデフ大会であった石本さんは、緊張とともにスタートランプの使い方に不安を抱えていました。その中で、これまで何度も悔しさを味わい、記録が伸び悩むという困難を乗り越えてきた彼がいかに努力してきたか、その背景には彼の堅い決意があります。

「自分を乗り越える」という目標を掲げ、練習を重ねてきた石本さんは、友人や先輩たちからの応援に支えられレースに臨みました。目標を達成し、大会新記録での優勝を果たしたことは、彼にとって大きな自信となったようです。石本さんは「出会った全ての人に感謝したい」と語り、今後の成長にも目を向けています。

石本さんの今後の目標

彼の次なる目標は、2025年に東京で行われるデフリンピックでの金メダル獲得です。彼の今後の活躍に期待しましょう。

デフリンピックについて

デフリンピックは、聴覚障がいのある選手による国際的なスポーツイベントで、2025年11月15日から26日まで東京で開催される予定です。石本さんの活躍によって、より多くの人々がデフスポーツの魅力に触れ、興味を持つことが期待されます。

岡山大学陸上競技部が誇る石本さんは、彼の活躍を通じてデフスポーツの認知向上に寄与する存在となるでしょう。今後の挑戦にぜひとも注目していきたいです！