千葉県大網白里市で地域包括ケアシステム研修を開催
2025年1月22日、千葉県大網白里市にて、株式会社まいぱすが主催する「地域包括ケアシステムアップデート研修」が行われました。この研修は、「居宅介護支援事業所のICT運用化」をテーマに、介護事業者が現場で役立つ知識や技術を共有し、地域全体で支え合う仕組みの構築を目的としています。
超高齢社会におけるICT導入の使命
日本は現在、超高齢社会に入っており、高齢者の数が増える中、介護の需要も高まっています。しかし、介護人材不足や業務負担の増加が深刻な状況です。そのため、情報通信技術(ICT)を活用した業務の効率化と地域全体でのフォロー体制が欠かせないものとなっています。特に、ケアマネージャー(介護支援専門員)の業務効率化にはICT導入が直結しており、2024年度の介護報酬制度改正においては、ICT活用が前提されるようになります。
今研修では、地域包括ケアシステムの推進に向け、事業者間の連携と相談しやすい環境の整備が重要であるとの認識が共有されました。株式会社まいぱすは、地域資源を最大限に活用し、様々な課題を地域で共有しながら連携を深める取り組みをしています。
研修の内容と成果
ハイブリッド式で開催された研修では、以下の3つの主要テーマが取り上げられました。
1. ケアマネージャー1人あたりの取扱件数の増加への対応
2. ケアプランデータ連携システムの導入
3. オンラインモニタリングの方法と実践
参加者同士の意見交換も活発に行われ、「オンラインモニタリングに対する抵抗が減った」、「災害時の避難経路について具体的な提案をもらえた」といった声が寄せられました。他の事業者のBCP対策なども聴けたことで、自施設への取り入れを考えるきっかけにもなったといいます。
事業者間の連携の重要性
この研修の大きな成果の一つは、ICT導入に関する知識の共有だけではなく、事業者同士のコミュニケーションの活性化です。地域の課題を互いに把握し、連携しやすい環境を整えることで、地域包括ケアシステムの成功へと繋がります。株式会社まいぱすは、介護事業者間の相互支援に基づく関係を築き、行政や地域住民とも協力し、地域資源を生かした支え合いの社会づくりに努めています。
今後の展望とビジョン
今回の研修をモデルケースとし、株式会社まいぱすは、地域包括ケアシステムアップデート研修を全国で展開する予定です。また、ICT対応研修の内容を充実させ、事業者間連携を強化する方針を明らかにしています。私たちは、地域住民が安心して暮らせる支え合いの社会を実現するため、連携を深め、高齢者支援の持続可能なモデルを追求していきます。
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