大多喜町に新たに登場する「大多喜有用植物苑」とは？

千葉県の大多喜町に、待望の植物文化のスポット「大多喜有用植物苑」が2026年2月20日（金）にオープンします。このプロジェクトは、株式会社ユニバーサル園芸社による、古くからの日本とアジアの有用植物の知識を現代のライフスタイルに取り入れようという試みです。

プロジェクトの背景と概要

大多喜町は、豊かな広葉樹の森と清らかな水に恵まれた地域で、薬草やハーブ文化が息づいてきました。長い歴史を有するこの場所で、植物の文化を未来へつなげるための拠点として、「大多喜有用植物苑」が生まれます。

この施設は、もともと「大多喜ハーブガーデン」として親しまれてきた場所をリニューアルし、6000平米の広大な敷地を持ち、植物の恵みを身近に感じられる体験を提供します。プロジェクトメンバーには、植物、食、建築、プロダクト開発、農業、染織など多様な専門家が参加しています。彼らが力を合わせて、現代のライフスタイルに寄り添う形で“みんなの庭”を創り出します。

体験できる内容

「大多喜有用植物苑」は、利用者に身近な植物に触れ、その恵みを日常生活に活かすことのできる体験を提供します。これにより、人と自然が共生する未来を心がけるというミッションを掲げています。

施設の構成

1. ガーデンエリア
アジアの観葉植物を基にした温室と、日本の四季を感じられる外庭や公園があり、自然に囲まれた空間で過ごすことができます。また、作家やアーティストの展示や、親子連れやペットが楽しめるドッグランなど、地域と訪問者が共に育む実践型ガーデンを目指しています。

2. カフェとレストラン
植物苑の中に設けられた飲食スペースでは、日常的な料理に有用植物を使った独自のメニューが提供されます。自由な雰囲気の中、美味しい料理を楽しめる特別な時間を提供します。

3. セレクトショップ
「植物のある暮らし」を提案するライフスタイルストアでは、食、インテリア、クラフト商品などの豊富なアイテムが揃い、自宅でも育てられる植物や関連商品が手に入ります。

4. ラボとアトリエ
植物の栽培や加工、研究を行う「知の中枢」としての機能を持つラボでは、専門家が揃い、その価値を現代にもたらすワークショップが展開されます。

5. 広場と公園
地域の人々と訪問者の交流が育まれる場所として、多彩なイベントやアクティビティが開催されます。広場では自由に過ごせるスペースや子どもたちが遊べるドッグランも完備されています。