CEATEC 2025での新規事業開発に関するトークセッション
2025年10月14日から17日の間、幕張メッセで行われた「CEATEC 2025」では、企業間の関係性と新たなビジネスモデルの創出についてのトークセッションが盛り上がりを見せました。特に、NECとIBMの双方から得られた見識は、来場者に新規事業開発の可能性を再認識させるものでした。
トークセッションの趣旨
トークセッションでは、NECのビジネスイノベーション統括部長、松田尚久氏が登壇し、IBMのHybrid Cloud&Dataリードシニアパートナー、藤森慶太氏とともに、「IBM×NECが語る。なぜ新規事業に挑むのか?」をテーマに話し合いました。モデレーターはゼロワンブースターキャピタルの代表取締役、鈴木規文氏が勤め、セッションは満席となり、立ち見が出るほどの熱気に包まれました。
実践的な知見と挑戦のリアル
参加者は、新規事業開発が企業にとってどのような戦略的な位置づけを持つのか、オープンイノベーションの重要性、既存の事業部が新規事業にどう連携するかなど、幅広いテーマについての実践的な議論を聴くことができました。ここからは、今後のイノベーション創出に役立つ多くのヒントが得られ、新たな挑戦への期待感が醸成されました。
NECの展示内容
加えて、CEATECの開催期間中、NECは「すべての変革に +AI」をテーマに、新規事業開発から生まれたソリューションを展示しました。「モビリティ」「マーケティング」「顧客体験」「人材育成」といった4つのテーマに基づき、AI技術の取り組みや「BluStellar(ブルーステラ)」の先進技術が紹介され、来場者はその具体的なソリューションを体感しました。
中でも注目を浴びたのは、「BestMove」というマーケティング施策立案ソリューションです。購買傾向分析データと生成AIを組み合わせたこのソリューションは、実際のユーザー企業である伊藤園の事例を交えて説明され、多くの訪問者の関心を集めました。
NECの「Open Innovation」への取り組み
NECの新規事業開発に対する姿勢は「仕掛けよう、未来。」というメッセージで象徴されており、スタートアップや提携企業との豊富な共創を通じ、今後も「NEC Open Innovation」を推進していく方針です。これにより、革新的な技術と領域を超えた連携を活かし、社会に新たな価値を提供することを目指しています。
トークセッションの概要
今回のトークセッションは、CEATEC 2025の一環として、次のように開催されました。
- - 日時:2023年10月17日(金)14:15 ~ 15:45
- - 場所:幕張メッセ 展示ホール6 NEXT GENERATION PARKステージ
- - 登壇者:
- 藤森慶太氏 / 日本アイ・ビー・エム株式会社Hybrid Cloud&Data リードシニアパートナー
- 鈴木規文氏 / 株式会社ゼロワンブースターキャピタル代表取締役(モデレーター)
- 松田尚久 / NECビジネスイノベーション統括部長
このように多様な議論が行われたトークセッションは、企業の新規事業開発の重要性や価値を再認識する貴重な機会となりました。