スシロー未来型万博店が持続可能な取り組みで表彰を受賞
2025年日本国際博覧会にて、スシローの未来型万博店が「持続可能な取り組みに関する表彰」の調達部門で特別賞を受賞しました。これは、持続可能な水産資源の確保に向けた取り組みが評価されたもので、寿司業界に新たなロールモデルを提示する成果となりました。
受賞の背景
2025年10月12日に開催された表彰式は、大阪・関西万博会場内のEXPOサロンで行われました。スシローを運営する株式会社FOOD & LIFE COMPANIES(F&LC)が、特に注目されたのは、天然資源に依存せず、すべての寿司ネタを養殖魚とする取り組みです。この姿勢は、海洋環境の保護や持続可能な経営の重要性を理解し、未来にわたって水産資源を守ることに貢献しています。
スシロー未来型万博店の特徴
スシロー未来型万博店では、「まわるすしは、つづくすしへ。ーすし屋の未来2050ー」をテーマに掲げています。ここでは、すべてのメニューが養殖魚を使用。先端技術を駆使した陸上養殖や完全養殖の魚を使用し、持続可能な水産資源の重要性をお客様と共に学ぶ機会を提供しています。
新メニュー「あしたのサカナ」シリーズ
特に注目のメニューは、「あしたのサカナ」というシリーズです。これは、未来の水産業を見据えた新しい商品で、陸上養殖で育てられた魚介類を使用しています。これにより、環境への負担を軽減しつつ、美味しい寿司を提供しています。また、メニューや店舗内のゲームを通じて、持続可能な水産資源について楽しく学んでいただけるよう工夫されています。
受賞理由と期待
日本国際博覧会協会からの評価は、「人権側面も含む組織の総合力向上と、養殖技術の発展に向けた取り組みが評価された」とされています。さらに、ウニの持続可能な循環型養殖事業の展開にも期待が寄せられており、今後は養殖魚だけではなく、餌や物流、処理後の残渣の問題まで、広範な視点での取り組みが求められています。
未来の展望
F&LCは、持続可能な水産資源に向けた取り組みをこれからも続けていく考えです。「未来にまでつづく楽しい食卓体験」を提供するため、より多くの人々に意識を高めてもらいたいと願っています。
大阪・関西万博は、企業としての責任を果たしつつ、世代を超えて持続可能な未来を築く場でもあります。これからの水産業における新しい挑戦に対して、スシローはその先頭を切って進んでいくことでしょう。
私たち一人ひとりが持続可能性を意識し、自らの食生活を見直すことが、未来の地球を守る第一歩です。スシローの取り組みを通じて、その可能性を共有しましょう。