at FORESTの循環葬「RETURN TO NATURE」がグッドデザイン賞受賞
兵庫県神戸市に本社を置くat FOREST株式会社が運営する循環葬「RETURN TO NATURE」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。この受賞により、同社の取り組みが広く評価されることでしょう。
循環葬「RETURN TO NATURE」について
この循環葬は、「森と生きる・森に還る・森をつくる」をテーマにしています。墓標を持たない新しい形のお墓で、放置された社寺林を再生し、人と自然が共存できる環境を提供します。ご遺骨は土壌学の専門家の監修を受けた方法で埋葬され、自然の一部として循環させることが特徴です。これにより、故人が森の栄養となり、さらに新しい森を育てることに貢献します。
受賞理由として、同社が環境保全と収益性の両立を図っている点が強調されました。従来の墓地の概念から脱却し、持続可能な社会を目指すこの試みは、多くの人々に新たな選択肢を提供しています。まさに、環境問題に寄与しながら新たなビジネスモデルを確立していると言えるでしょう。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に設立され、日本国内外のデザインを評価する権威ある賞です。優れたデザインを評価し、持続可能な社会を築くためのデザインを促進することを目的としています。受賞マークである「Gマーク」は、消費者に対して優れたデザインを視覚的に伝えるシンボルとして広く認識されています。
受賞後の展望
at FORESTでは、今回の受賞をきっかけに「RETURN TO NATURE」の認知度向上と販売拡大を目指しています。今後は、墓地の在り方やお墓参りの新たな形を模索し、より多くの人々に自然との共生を促すサービスを展開していくことを計画しています。
また、同社は墓の代わりに豊かな森を次世代へ繋いでいくビジネスモデルを採用しています。収益の一部を森林保全団体に寄付し、循環葬のサービスを利用することで森を保全し、豊かな環境を未来へ残す拡大システムを構築しようとしています。
参加型の取り組み
at FORESTは、オンラインでの個別説明会や現地案内会を定期的に開催しています。関心のある方々に向けて、気軽に参加できるようにしており、これにより多くの人が新しい「森に還る」選択肢に出会う機会を提供しています。興味を持った方は、公式ウェブサイトから参加申し込みが可能です。
まとめ
循環葬「RETURN TO NATURE」は、ただのお墓の新しい形ではなく、未来に向けたサステナブルな選択肢です。at FORESTが提案するこの新しいサービスは、環境と経済を両立させるモデルとして、多くの人々から注目を集めることでしょう。今後の活動にも期待が寄せられています。