自動運転物流実証
2025-12-10 15:07:27

ネスレ日本とT2が自動運転トラック輸送実証を開始!未来の物流が動き出す

自動運転トラックの登場で変わる物流の未来



近年、物流業界ではドライバー不足が深刻な問題となっています。この問題に挑むべく、ネスレ日本株式会社と株式会社T2が提携し、自動運転トラックによる物流の実証実験を行うことになりました。この実証は2025年12月10日から始まり、関西と関東間を約640kmにわたる輸送路で、「ネスカフェ ゴールドブレンド」を運ぶという内容です。

「ネスカフェ ゴールドブレンド」とは



ネスレ日本が1971年から生産を開始した「ネスカフェ ゴールドブレンド」は、国内で人気のソリュブルコーヒーです。その美味しさと品質の高さから多くの人に愛され続けており、ネスレ日本がフリーズドライ製法を用いて初めて発売したコーヒーでもあります。本実証実験においても、この信頼をもとに届けられます。

自動運転の実証内容



今回の実証では「レベル2」に相当する自動運転技術を使用し、ドライバーが搭乗しながら運転操作の一部をシステムに任せる形で行われます。自動運転区間は名神高速・高槻JCTから東名高速・綾瀬スマートICまでの約430kmで、期間は2025年12月から2026年8月までの間に4回予定されています。このプロジェクトの目的は、自動運転トラックの導入効果を最大限に活かし、定期運行の実現に向けることです。

物流の革新を目指して



このプロジェクトは、単なる運送手段の革新にとどまらず、低碳燃料の利用や、モーダルシフトといった持続可能な物流への取り組みも含んでいます。具体的には、廃食油から作られたリニューアブルディーゼルと、軽油にバイオディーゼルを混ぜたB5軽油を試験的に利用し、環境に配慮した輸送方法を模索しています。これにより、安心・安全な飲料供給を可能にしつつ、環境への負荷を軽減する狙いがあります。

未来につながる「切替拠点」の設置



T2はまた、高速道路上での無人運転と有人運転を切り替えるための拠点を、兵庫県神戸市に設置する計画も進めています。この「切替拠点」は、自動運転トラックの効率的な利用を可能にするために重要な役割を果たし、多くの企業が参加することが期待されています。神奈川県綾瀬市にも同様の拠点を設け、関東と関西を結ぶ物流体制の確立を目指します。

まとめ



ネスレ日本とT2の取り組みは、物流業界に新たな風を巻き起こすものです。自動運転トラックを通じて、よりスムーズで効率的な物流の実現を目指します。未来の飲料輸送がどのように変わるのか、今後の実証実験に注目です。これは単に技術革新にとどまらず、私たちの日常に直結する重要なステップになるでしょう。


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