岡山大学の農業挑戦
2025-09-23 23:03:24

岡山大学が挑む地域共創型農業、シネコカルチャーの実践と未来

岡山大学が進めるシネコカルチャー農法プロジェクトの実践



岡山大学(本部:岡山市北区)は、持続可能な地域づくりを目指す取り組み「シネコカルチャー(協生農法)プロジェクト」に注力しています。このプロジェクトは、内閣府の地域中核大学イノベーション創出環境強化事業の一環として、耕作放棄地の再生に向けた具体的な活動を学生主体で展開しています。

シネコカルチャー・プロジェクトの概要



2025年9月18日、岡山大学内の農学部附属山陽圏フィールド科学センターで、シネコカルチャーのナビゲーターである岡本覚氏を招いて講演会が行われました。参加者は約30名で、農学部・工学部・経済学部の学生や教員、地域金融機関や養蜂家など、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まりました。

講演会では、無耕起・無施肥・無農薬を基本にした協生農法の理念が詳しく説明され、植物同士が相互に影響を与え合い、豊かな生態系を形成する可能性について学びました。環境に優しい農業の未来について理解を深める貴重な機会となりました。

農園デザインと植え付け体験



講演会の後、参加者は農園デザインの検討に入りました。さまざまな植物の組み合わせによる生態系モデルを構築するためのアイデアが積極的に共有され。そして、実際の畝立て作業が始まり、特にバナナの植え付けが注目されました。これは、地元企業である大同塗装株式会社の協力によるもので、地域産業との連携を強化する良い例となりました。

志を同じくする学生たち



今回の活動は、単に農作業を行うだけでなく、学生たちが環境デザインを主体的に学ぶ場を提供しています。取り組みに参加した学生たちは、自然と共生する農業の未来についての意識を高め、具体的なスキルを身につける貴重な体験を得ています。これにより、地域社会の持続可能性が次世代へと引き継がれていくでしょう。

今後の展開



岡山大学のシネコカルチャーに基づく取り組みは、今後さらに進化を遂げる見込みです。参加者のアイデアをもとに、生成AIや画像認識技術を活用した植物識別アプリの開発が計画されており、ICTやロボティクスとの融合を通じて新たな農業モデルの構築を目指しています。今後も、地域中核・特色ある研究大学としての特性を生かし、持続可能な地域づくりに貢献していくことが期待されています。

この取り組みを通して、岡山大学は学生に実践的な学びの場を提供し、地域の環境や経済に寄与する研究活動を推進します。シネコカルチャー農法プロジェクトにより、持続可能な未来を共に考え、地域の知恵を活かした農業が育まれていくことでしょう。


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