物流DXの新基準
2025-04-08 11:06:24

千葉発!物流DXの新基準を目指す3社の協業開始

千葉の物流業界に新たな挑戦が始まる!



株式会社ライナロジクス、株式会社シーネット、そして都築電気株式会社の3社が手を組み、物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための協業をスタートしました。これにより、自動配車システムと動態管理システムを連携させ、新たな物流の効率化と最適化を目的としたWMS(Warehouse Management System)を構築します。

背景にある課題



昨年4月、「物流関連2法」の改正が行われ、今後予想される輸送力不足への対策が求められています。この改正によって、荷主や物流事業者はより効率的な配送計画の策定が義務付けられています。特に、2025年4月から施行される新物効法が求める積載率向上や荷待ち時間の短縮といった措置は、従来の物流システムでは対応が難しいものです。

このような背景から、個別に稼働している従来の物流システムに対する非効率が問題視されており、今回の3社の協業によって、各社の強みを生かしたシステム連携が急務となっているのです。

3社の協業のポイント



ライナロジクスはAIを駆使した自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」を提供し、シーネットはその強力な「ci.Himalayas」というWMSを担当。そして、都築電気は「TCloud for SCM」という動態管理サービスを提供します。3社が構築するシステムは、庫内作業から配車、輸配送、納品までの全工程を連携させ、効率的な物流の実現を可能にします。

例えば、WMSと自動配車システムの連携によって配送計画の最適化が図られ、荷姿数量をAIが予測・分析することで、最大限の積載効率が得られます。また、動態管理システムとの連携により、ラストワンマイルの配送も最適化されるでしょう。

実証実験の準備



さらに、この連携の実用性や課題を確認するため、株式会社サン インテルネットの物流現場においてPoC(Proof of Concept)を実施する予定です。学術的な観点からもサポートを受けるため、河合亜矢子教授が協力し、最新のSCM理論を活用した理論的な分析が行われます。

未来の物流を見据えた取り組み



今回の協業は、業界全体の新たなスタンダードを築くことを目指しており、荷主企業や物流事業者にとってのDX推進をサポートします。今後、輸送力不足に対応するためには、サプライチェーン全体での物流効率化が不可欠であり、ストレスなく使用できるシステムの需要が高まっています。

ライナロジクス、シーネット、都築電気の各社は、集まった知見をもって物流システムの可能性を広げ、持続可能な成長へと向かって邁進していくことでしょう。物流業界の未来に大きな影響を及ぼすこのプロジェクトから目が離せません。


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