松戸市フリースクール支援認定、NIJINアカデミーが新たな学びの選択肢を提供

NIJINアカデミーが松戸市フリースクール支援補助金の対象施設に指定

近年、教育の多様化が進む中で、特に不登校の子どもたちにとって、安心して学べる場の提供が求められています。そんな中、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」は、松戸市のフリースクール等利用児童生徒支援補助金の対象施設として認定されました。この認定により、松戸市に住む不登校傾向の子どもたちが、必要な教育を受けられる支援が強化されます。

フリースクール等利用児童生徒支援補助金のメリット

松戸市では、2025年4月よりフリースクール等利用児童生徒支援補助金の制度を開始します。これは、松戸市内に居住または市内の小中学校に在籍する不登校の子どもたちが対象です。具体的には、過去1年以内の出席日数が30日未満の児童生徒が対象となり、利用料の3分の1、上限1万円までが市から補助されます。これにより、経済的な負担を軽減し、さまざまな学びの選択肢を選ぶ手助けが可能となります。

申請について

申請受付は2025年7月1日から7月31日まで行われ、実績報告の期間は2025年7月19日から8月15日までです。交付請求は補助が決定された後、随時行うことができます。詳細は松戸市の公式サイトに掲載されています。

NIJINアカデミーの理念と目指す未来

「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINの代表、星野達郎氏は、「学校に行かないことは不幸ではなく、自分の選択を尊重することが幸せにつながる社会を目指している」と語ります。

不登校の子どもたちが自分に合ったペースで自由に成長できる環境を提供することを大切にしており、松戸市のこの制度は、その実現への大きな一歩です。彼女は、経済的理由によって選択肢を狭める必要がなくなることに希望を抱いています。また、今後も自治体との連携を深め、より多くの子どもたちが「ワクワクする学び」の場を持てるよう努めていくことを強調しています。

さまざまな補助金制度の活用

NIJINアカデミーの保護者は、松戸市の他にも4つの助成金制度を利用することができます。例えば、大阪市では習い事や塾の費用を助成する制度、草津市のフリースクール利用支援補助金、富山県の通所児童生徒支援事業、さらには東京都でのフリースクール利用者支援事業助成金などがあります。これにより、全国各地で多様なサポートを受けながら、子どもたちが安心して学びの場に通える環境が整ってきています。

NIJINアカデミーとは？

いま、NIJINアカデミーは2023年9月に開校し、不登校の小中学生向けのオルタナティブスクールとして約500名もの生徒が在籍しています。この学校は「多層的な心理的安全性」「一流教師による対話的な授業」「子ども主体のプロジェクト」を柱にしており、生徒一人ひとりの個性と成長を大事にしています。

特に、学校に行けないことを劣等感や罪悪感に変えず、全ての子どもに希望を持たせる未来を構築しています。NIJINアカデミーでは、希望する生徒の9割以上が在籍校の出席認定を獲得しており、まさに新たな学びの選択肢として注目されています。